ずっと待ってたよ、エドワード・ノートン。

 まだ喉は嗄れてますし咳もときどき出ますが、もう体力的な不安はほとんどなくなりました。というわけで、今日も映画鑑賞へ。

 目的地は新宿です。こないだまでの雪が降るかという寒さから一転、春めいた陽気になったので、移動は当然のようにバイクです……さすがに、冬服の上に革ジャンだとまだちょっとヒンヤリしましたが、でも爽快。

 訪れたのは昨年10月以来となる新宿ピカデリー、鑑賞したのはジョナサン・レセムの同題小説に惚れ込んだエドワード・ノートンが自ら映画化権を獲得、それから20年の月日を費やして完成に漕ぎつけた作品、1950年代のニューヨークを舞台に、障害を持つ探偵がボスの死の謎を追うノワール・タッチのスリラーマザーレス・ブルックリン』(Warner Bros.配給)

 冗談でも何でもなく、待ち焦がれてた1本でした。ちょっと尺は長いけど味のあるラヴ・ストーリー『僕たちのアナ・バナナ』を初監督して以来、ずーっとこの作品が第2作としてリストに挙がっていたのに、なかなかリリースされないんだもの。てっきりもう断念したのか、と思いきや、とうとう日本公開です。封切りは今月10日でしたが、もし正月明け早々に風邪を引いてなかったら、フリーパス期間だろうとお構いなしに新宿まで観に来てたと思う。

 内容的には、主人公の頭のなか同様にいささかとっちらかった感のあるミステリーです。が、そこに盛り込まれた時代の匂いと、現代に通じるメッセージ性が濃厚で、素晴らしく風格のある映画。持病のせいで突発的に暴言を吐く、という行為を止められないのに、驚異的な記憶力と分析能力でニューヨークの背後にある闇に向かっていく主人公の、道化のようでいて確固たる芯を持った“探偵”っぷりが秀逸。師匠の探偵を演じたブルース・ウィリスや、事件と繋がる人物たちを演じたアレック・ボールドウィンウィレム・デフォーなど豪華な俳優陣も作品に風格を加えてます。苦みもあるけれど達成感のある結末まで、荒々しいけれどムードがある。個人的にはとても好きなタイプの映画だったので満足です。待った甲斐がありました。

 既に上映回数は1日2回になっていて、初回は11時25分スタート、終了は14時。映画館にてちょっとだけ食事もしたせいか、今日はこれ以上外食する気分にならず、買い物のあとは新宿を離れ、自宅にてカップ麺で簡単に済ませました。