ちゃんと現代版になってる。

 プログラム切替直後の火曜日は午前十時の映画祭10を観に行く日――なのですが、訳あって今日はなし。

 しかし、別に出かけられないというわけではなく、それで映画を観ない、という選択肢もない。母が友人と食事に行くため、今夜は私ひとりの夕食が確定しているので、どーせ外で食うならついでに映画も観てこよう、とまるで当たり前みたいに考えて、スケジュールを組みました。

 そんなわけで夕方から徒歩にて、TOHOシネマズ上野までお出かけ。鑑賞したのは、宗田理による伝説の大ヒット作が現代にアニメーションで復活、親の都合で突然引っ越しを強いられた少女と彼女に恋する奥手な少年が、成り行きで始めた“冒険”を描くぼくらの7日間戦争(2019)』(GAGA×KADOKAWA配給)

 正直、そんなに期待してなかったんですが、けっこう面白かった。こちとらリアルタイムで宮沢りえ出演の実写映画を観ていて原作も読んでい――ましたが、今となってはあまり細部は記憶に残ってません。ただ、あの作品はいわゆる“全共闘”が物語の背後にあって、あれから50年近く経つ現代にそのまま持ち込みにくい。果たしてどう“その後”を描くのか、と思ったら、まるっと別の話にしてました。大人への反抗、7日間の立てこもり、というモチーフだけ踏襲し、SNS不法就労など現代の問題を持ち込んで、しっかりいまの冒険物語として完成させてます。

 ――ただ残念なのは、メインの女の子たちの描き方です。脚本や演出の話ではなく、デザインがちょっとしっくり来ない。綾や香織の笑顔がなんかカエルみたいで、どーもあんまり可愛く見えない……そこが大事なわけではないし、描写である程度は魅力的に見せることも可能なはずなんですが、そういう意味では決して効果を上げてない。表情的にはむしろおっさんたちのほうが活き活きとしているくらいで、どうにも残念でした。ほんとに、話は悪くないのに、これでは肝心の10代あたりの支持が得られない気がします。

 鑑賞後は上野界隈でちょっと買い物をして、初めて立ち寄ったラーメン店にて夕食を摂り、それから帰宅。