なな蓮初訪問。

なな蓮の濃い出汁つけそば。 12月3日に開拓したお店は、三越にほど近い川沿いにある“なな蓮”というお店でした。

 小さなビルの奥まったところにあり、控えめな雰囲気ですが居心地はいい。お店の方の物腰も柔らかで、入店時の印象がまず良好。ちょっと悩んだ挙句、今回は本来の嗜好に戻って、濃い出汁つけそばをチョイス。

 ラーメンとつけ麺を同時に提供しているお店の例に漏れず、つけ麺の提供はやや遅めではありますが、待機列も出来ていない程度の混み方だと、入店から10分程度で出て来ます。私が訪れたのは世間のお昼休みが終わったあとくらいだったので、あまり待ちませんでしたが、人気店ゆえお昼休みに直撃すると少し待つかも知れません。

 たぶん鶏と魚介で仕立てたつけ汁は、名前通り確かに濃い。しかし風味と弾力のある細麺とのバランスは絶妙で、たっぷり浸しても麺の食感が楽しめる。印象的なのは、つけ汁の中にやたらと具がたくさん入っていること。他のお店でも具は入ってますが、ここの場合、麺と共に具をさらうのを怠ると、最後にかなり余るくらい。ただ、ここはお願いすればスープ割りを入れてもらえるので、最後まで多彩な食感を楽しみたいならあえて残すのもいい。

 またここの麺には水菜が乗っていて、これがシャキッとした歯応えとともに、後味を軽く整えてくれるのもいい。全体の味わいは比較的定番のつけ麺ですが、食材と工夫でそのくどさを適度に和らげている。確かに美味しかった。

 ちなみにこのお店、私は入ってすぐのカウンター席に遠さ真下が、たぶん奥には神田川に面した席があるのではなかろうか。入口はだいぶ年季の入った雑居ビルの体ですが、お店そのものはなかなか居心地がいい。夜にはお酒の提供もあるそうで、この界隈でちょっと1杯引っかけたい、というときに立ち寄るのもいいのかも……もっとも私は、このあたりに来るときは基本自転車なので、お酒を呑むわけにはいきませんけど。