感動するほど、シティーハンター。

 今日は、たぶん今年最も観たかった映画の封切り翌日です。混雑とか、鑑賞後の行動も考慮して、TOHOシネマズ日本橋でお昼前スタートの回を観ることに……そもそも、もっと朝早い回がほとんど見つからなかったのよ。

 鑑賞したのは、フランスでの公開時から既にその再現度の高さで話題となっていた、日本の漫画をフランスのスタッフ・キャストにて映画化したアクション・コメディシティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション(吹替)』(ALBATROS FILM配給)。普段、映画館で観るときはオリジナル音声の字幕版を優先して選ぶたちですが、今回はそもそも字幕版の公開がありません。しかし、仮に字幕版も上映されていたとしても、たぶんこれに限っては吹替を選んでいたはず。

 序盤から感動するくらい見事な『シティーハンター』でした。時系列をいったん無視して、まずはあまりに理想的なキャストによるリョウと海坊主のアクションを見せつけ、そこから素晴らしいまでの原作準拠な描写を立て続けに繰り出して来る。舞台こそ新宿っぽさはありませんし、ストーリーのための脇役やそれらを活用したユーモアが如何にも品の悪い方のフランス人が作った感ありありでしたが、雰囲気もモチーフも見事なまでに『シティーハンター』そのもの。悪役の肉付けや計画が大味すぎる、という嫌味はあれど、しかしそんなのは原作の段階からあることで、それよりも原作の魅力を実写で再現することにとことんこだわり、ここまで成し遂げたスタッフには、往年のいちファンとして感謝したくなる。原作やアニメ版を知らない人には下品で大雑把すぎるアクション・コメディに過ぎませんが、少しでも知識があるひとにはその熱意がひたすらに快い作品。サイコーです。

 鑑賞後は、これまで立ち寄ったことのないラーメン店で昼食を摂って帰宅。凄まじい冷え込みになってるここ数日ですが、陽射しは強いので、ある程度防寒具を身につけていれば、自転車での移動は爽快……しかし晴れ続けると乾燥がひどくなる、かと言って雨が降ればいっそう冷え込むわけで、二輪車乗りにとっては我慢の時期に入ったことも実感するのでした。