らーめん福籠で食べてみた。

 きのうの映画鑑賞のあと、コレド室町からえっちらおっちら自転車を漕いで訪ねたのは、浅草橋の駅からちょっと歩いたところにある、らーめん福籠というお店。

 映画館が近くにない、私にとっては縁が薄そうな土地に思えますが、実はこのお店の近くに、父の古い友人が営んでいる店がある。そこに立ち寄った際に眼にして、「美味しそー」と思ってしまったのです。室町からならそれほど遠くないので、午前十時の映画祭10の鑑賞を日本橋に戻したのを機に、足を伸ばしてみた次第。

 到着したのは13時過ぎ、昼休みのビジネスマンはだいたい捌けたようで、席は空いてますが、それでもひっきりなしに客が入れ替わる。そして、注文を盗み聞きしていると、だいたいのひとが味噌ラーメンを頼んでいる。私も、下調べでどうやら味噌ラーメンが美味しいらしい、と解っていたので、味玉と辛味噌のトッピングをつけて注文。

らーめん福籠の味噌ラーメン、トッピング味付け玉子&辛味噌。 確かに、美味しかった。

 味噌ラーメンとしてはかなりシンプルで、具材はやや細めのメンマとチャーシュー、スープには炒めたタマネギが溶け込んでいる。しかしこのスープが、ひとくち啜っただけで「美味しい」と感じる。ラーメンではありがちな、スープだけだとくどく感じるようなところもなく、脂っぽさもない。しかし染みわたるようなコクがあって、スープだけでも楽しめる。

 もちろん麺もいい。小麦の風味や弾力も損なわない縮れた中太麺が、スープと実にいいバランスで絡みます。

 箸でほぐせるほどよく煮込まれたチャーシューにはおろした生姜が乗っていて、味噌の風味に飽きてきたら適度に溶かせば辛味が加わり、いいアクセントになる。

 ちなみにトッピングのほう、味玉は普通に二等分して麺に乗った状態で届けられましたが、辛味噌は器に入れたレンゲに盛った格好で提供されました。どーしようか、と思案しつつ、頃合いを見て、ちょっとずつ箸でスープに溶かして味を変えてみることに。

 ……少量でもなかなかの辛味。これは一気に投入すると始末に負えないぞ、と悟り、ちょっとずつ投入していったのですが、けっきょく麺を食べ終わるまでに消化できず。自分の身体との約束で、スープを最後まで飲みきるのはあんまし推奨してないので、申し訳なく思いながら辛味噌を少し残してしまった。

 私がこれまで食べた味噌ラーメンの中でのトップはずっとど・みそだったんですが、それに匹敵するくらい好みのお店でした。美味しいけれど、少し系統も違う。日本橋あたりからなら決して遠くないので、また時間を作って立ち寄るかも……父の友人には嫌味を言われそうですけど。