レンタルDVD鑑賞日記その635。

ほんとにあった!呪いのビデオ 82 [DVD]

ほんとにあった!呪いのビデオ 82 [DVD]

 今年7月リリース『ほんとにあった!呪いのビデオ82』を鑑賞。車中から夜間の動物たちを撮影していたとき異様なものが映り込んでしまう“ナイトサファリ”、ツーリングからの帰り道、雨のなかを走るバイクの視点カメラが捉えた“佇む者”、久々に逢った友人宅を訪れた際に記録された不可解な映像に始まる怪異の連続を追った長篇“静止する身体”など8編を収録。

 前巻でスタッフが入れ替えになったとたん、解り易くグレードが落ちたので、恐る恐る鑑賞したのですが、そこまで悪い印象はない……まあ、一部に「このシリーズで採り上げていいのか?」と訝しくなるくらい出来の悪いのも含まれてますが、前巻に比べればまだいい。

 長篇“静止する身体”は夏恒例の連続ネタのようですが、シチュエーションとしてはなかなか面白い。漫然と構えていると観逃してしまうけれど、気づいたら怖い、というシチュエーション、それが取材を重ねるごとに積み重なり不気味さを増していく。本格的な展開は次巻以降のようですが、導入としては悪くない。

 ただ、投稿者や関係者に「こちらで調べる」と言いながら、基本的には何とかして話を引き出そうとしているだけにしか見えず、その薄い内容を引き延ばして構成しているのはさすがに問題。次巻で話が大幅に進んだとしても、バランスの配分が悪い、としか言いようがない。

 事態の拡散ぶりや、頭から見直すと実はスタッフが言及している以外にも怪異が起きているっぽい(投稿者とその友人のインタビュー映像の途中に注目)など、面白くなりそうな気配はあるんですが、まだまだ物足りない。演出協力に前任者の名前もあるんですが、関わるんならもうちょっとしっかり監修してあげて。