時効警察が帰ってきた。

 DVDを買うくらいに大好きだった『時効警察』が、もう重大事件の時効が廃止になったというのにいまさらの復活。なんで? と思いつつも、やっぱり観ないわけにはいきません。レギュラー放送開始前に、本日の特番枠で放送されたスペシャルもしっかりリアルタイムで鑑賞……『火村英生の推理2019』と重なったのが痛いけど、あちらは録画で観ます。

 これだけ間が空くと、普通はいろいろ設定をいじるのですが、このドラマは潔いほど基本は一緒。三日月くんが他の人物といちど結婚してバツイチになってたり、地味に苗字が変わってたりしますが、ほとんどのメンバーは続投。吉岡里帆が刑事課の新人として主人公・霧山の趣味の捜査に協力してますが、スペシャル版を観る限り、テイストを壊してはいない。

 元のシリーズがそうだったように、ミステリとして眺めると見え見えだったり、無理矢理だったりするのも相変わらずですが、この作品の魅力は罪を糾弾するのではなく、あくまで時効を迎えた事件を霧山の趣味で捜査しているだけ、というスタンスで臨んでいること。そして無駄だけどやたらと盛り込まれた小ネタの数々です。プロローグの由紀さおりのナレーションから始まって、ナスDならぬナスBとか謎の超能力とか、細かなくすぐりが堪らない。

 突然復活したシリーズは、雰囲気が変わってしまったり、無駄に豪華になったぶん本質がブレてしまうことがままありますが、スペシャル版を観る限りその辺の心配はなさそう。年の瀬まで楽しみが増えそうで非常に嬉しい。

 すっかり夢中で鑑賞してたせいで、もーちょっとでアップ出来そうだった映画感想が仕上げまで辿り着きませんでしたが、まあ仕方ない。