レンタルDVD鑑賞日記その633。

 今年2月リリース、『Not Found -ネットから削除された禁断動画- スタッフによるベストセレクション vol.6』を鑑賞。バンクシーを気取った若者たちの末路を記録した“落書きしてはならない”、取り立て業者からネットに流出してしまった映像に残った怪異“家賃滞納男”、スタッフが取材中に出会った奇妙な人物とAD杉本の暴走“忍者発券”、ある写真を撮って以来奇妙な留守番電話に悩まされる女性を追った前後篇“深夜の留守番電話”、など10篇を収録。

 いったい何本ベストを出すつもりなんだ、と思いつつ借りてしまったわけですが、しかし確かにけっこう質は高い。冒頭に暴力的なネタを置いて、切り口の変わった怪奇現象ものがあり、更にはときどき混じるAD杉本の奇行や変な投稿者からのネタも押さえている。長篇は、他のシリーズならわりと小品の部類に属するとは思いますが、状況も展開もインパクトは強め。構成としてはこのシリーズの基本的な流れを踏襲しながら、確かにベストと言っていいラインナップになってる。プロデューサーが登場して不慣れな喋りで仕切っていたり、何故か僧侶に選んで貰った、という体にしていたり、と変な趣向に走った初期のセレクションよりもずっと正しい作りだと思う。

 ……しかしこのシリーズ、10月に発売される最新巻で40本めになるんですが、画面に登場するメインスタッフの面子がほとんど変わっていない、というのは、実は怪奇ドキュメンタリーではかなり珍しい。ここまで来ると、観ているほうとしても「もうやれるところまでやってみれば?」という気分になります。AD杉本が自分の役回りにうんざりしない限りは続くんではなかろうか。