レンタルDVD鑑賞日記その631。

封印映像39 都市伝説 赤シャツの男 [DVD]

封印映像39 都市伝説 赤シャツの男 [DVD]

 今年3月リリースの『封印映像39 都市伝説 赤シャツの男』を鑑賞。友人とドライブしていた投稿者が何気なく踏み込んだ廃墟で遭遇する怪異“アナログテレビ”、他の友達も来ると言って訪ねてきた男友達の不届きな行為の顛末を記録した“浮遊する魂”、昔撮った映像をDVDに取り込んでいた投稿者が発見した異様な映像を巡る表題作など4篇を収録。

 頑張ってると思うんですけどいまいち何かが足りないこのシリーズ、今回も相変わらずなにかが足りない。たとえば“アナログテレビ”は、建物の中で起きていることを近所の人が知っているとか、ドキュメンタリー部分でちらほら不自然さが垣間見えますし、“浮遊する魂”は導入がある意味面白かったぶん、その動機付けがしっくり来ないがゆえに、最終的な怪奇現象にまで取って付けた印象が生まれてしまった。“うらない”も着眼点はいいんですが、ディテールがかなり甘いのが惜しまれる。

 唯一、ちょっと感心したのは表題作。こちらも、肝心の映像に合成っぽさ、わざとらしさが残る、という店では微妙な出来なんですが、描かれていることが身近に起きているかも知れない、という感覚を視聴者に与え恐怖を生む、という組み立ては悪くない。2本目の投稿映像がどうして放置されていたのか? という不自然さや、その映像の中で起きる異変との関係が掘り下げられていない、など違和感を残しているのもちょっと残念なんですが、趣向自体はいいし、おおむね効果を上げている。

 ……これでもー少し繊細に作ってくれれば文句ないんだけどなあ。たぶん出しすぎだと思うぞ。