ときどき、このラストシーンが観たくなる。

 プログラム切替直後の火曜日は、午前十時の映画祭10を観に行く日です。

 最近、とにかく動いて汗を掻きたいので、出来れば自転車で出かけたいところでしたが、雲行きは微妙。少しくらいは降られてもいいか、と腹をくくって自転車の準備を始めたら、途端にパラパラと落ちてきた。やむなく方針を切り替え、普通の傘を持って出かけることにしました。

 というわけで、TOHOシネマズ日本橋での上映再開3本目となる今回の午前十時の映画祭10-FINAL上映作品は、ジュゼッペ・トルナトーレ出世作にして畢生の名作、シチリア島の映画館を舞台に、映写技師と少年の交流を描いたニュー・シネマ・パラダイス』(Asmik Ace初公開時配給)

 実は2ヶ月くらい前から、このラストシーンが観たくて堪りませんでした。上映されるのが解っていたため我慢していたのです。お陰で素晴らしく堪能出来ました……ラストシーンだけが目当てでも、やはり大前提となるドラマは重要。そして本篇は、ラストが観たいから、という理由で観始めても、けっきょく本筋に惹きつけられてしまう。昔ながらの映画館の情景、随所に滲む映画への愛情。何より、年齢を超えたアルフレードとトトとの関係性の変化、アルフレードのあまりにも繊細な思いやりがグッと来ます。ほんとーにいい映画。これは何回観てもいい。

 鑑賞後は近場で昼食……のつもりでしたが、やはりお盆休み、ビジネス街は空いていても、繁華街は話が違うらしい。ときどき立ち寄っているラーメン屋のそばを通りかかったら、いつも以上の行列が出来ていて、それだけで外食の気分ではなくなりました。自宅最寄り駅まで戻り、近所のコンビニで買って済ませました。