最恐映像ノンストップ7。

 ある時期からいわゆる“心霊特番”がすっかりなくなってしまいました。あんまり胡乱なオカルトを持ち出されるのも嫌いなので、量産されても困るのですが、もはやビートたけしのXファイルとこの『最恐映像ノンストップ』ぐらいしか毎年きちんとやってくるのがないのは寂しい。そして今夜は後者の最新作が放送されていたので、しっかり鑑賞。

 ……まあ、解ってるんですよ、基本的に動画は『ほん呪』とかの傑作選だ、って。他の番組でもなんども出て来たのをまた見せられるのも。

 ただ、それでもこの番組がけっこう好きなのは、バスツアーという体裁で噂のスポットを訪ねたり、体験者やそういう話に精通したひとを拾ってリアルな話をさせたりする工夫がある、というところです。今回、宜保愛子丹波哲郎の在りし日の映像を採り上げ往年の心霊ブームの様子を垣間見せる一方で、紹介するいわゆる“心霊写真”の新作は、加工の可能性が低いところから集めている。しかも当時使われていたような“地縛霊”だなんだというどこから生まれたのか解らない説明はあまり用いていないのも好感が持てる。

 ちゃんと探索に行ったスポットで記録された奇妙なモノを、出来るだけ検証しようという姿勢があるのもいい。位置関係から、この顔はたぶんここにいたはずの高田延彦だろう、と素直に認めてますし、なかなかいい写真も大々的に採り上げはするけれど“幽霊”だと断定しているわけでもない。

 こんな感じの番組をもうちょっと他局でもやってくれないかなー……と思う一方で、いざやらせると女の子や芸人にギャーギャー叫ばせるだけが目的の、いちばんしょうもない番組になりがちなので、この『最恐映像ノンストップ』だけに頑張ってもらうのがいちばんマシかも知れない、とも思ったり。年に1本、で我慢するしかないのかな。