“俳優”ロバート・レッドフォード、最後の挨拶。

TOHOシネマズシャンテ4階ロビーに展示されたポップ。 抑え加減にしている、とは言い条、観に行かないと禁断症状が出てくるので、やっぱり出かけずにいられない。特に今回は、母も関心がありそうだったので、誘ってふたりで出かけてきました。

 やって来たのはTOHOシネマズシャンテ。鑑賞したのは、昨年に俳優としては引退することを表明したロバート・レッドフォード最後の主演作、実在した異色の銀行強盗の生き様を、往年のレッドフォード作品へのオマージュたっぷりに描いたさらば愛しきアウトロー』(LONGRIDE配給)

 ……うわあ、俺、大好きだこの映画。

 作品としての佇まいの美しさもさることながら、ロバート・レッドフォードがあまりにも素晴らしすぎる。やっていることは犯罪だというのに、振る舞いがあまりにも紳士的で見過ごされていた強盗、という嘘みたいな人物像を、これまで彼が演じてきたキャラクターの延長上で飄々とやってのけている。偶然出逢った女性へのアプローチで普通の暮らしへの憧れを滲ませながらも、それでも自分の生きる道はここにしかない、というアウトローとしての矜持を、決して押しつけがましくなく、そして正当化することもなく見事に納得させてしまう。監督が敬意を籠めて盛り込んだレッドフォード作品へのオマージュもまたいいんですが、全篇、映画としての洒脱さに満ちているのが、そんなレッドフォード会心の演技ともマッチして、もう最後まで楽しくて仕方ない。レッドフォードのファンなら観逃しては行けない1本――実際、たぶんそう思ったであろうオールド・ファンが多数集って盛況でした。ほんとーにいい映画でした。

 ちなみに映画館のロビーには、これが最後、という名目もあって、往年のロバート・レッドフォード主演作のポスターがいっぱい飾ってありました。せっかくなのでぜんぶ撮影して、既にアップ済の『追憶』と『愛と哀しみの果て』の感想の記事に添えておきました。いつまで展示してあるか解らないので、間近に観たい方はお早めに。



 鑑賞後はいつものごとくラーメン屋……というのは、さすがに母にはきついので、予めネットで調べておいたお店で昼食。訪れたのは稲庭うどんの銀座 佐藤養助 養心蔵。調べるとすぐ出てくるレベルの名店で、実際、お店に着いたのは開店直後だったにも拘わらず、私たちが入店してすぐに満席になり、外には列まで出来ている。そしてそれも納得の美味しさでした。たぶんまた来る……昼飯時を少し避けないと並ぶ羽目になりそうですが、その価値はある。

 食後、石川県のアンテナショップまで足を伸ばし、ちょっとだけ買い物をしてから帰宅。