レンタルDVD鑑賞日記その624。

心霊闇動画32 [DVD]

心霊闇動画32 [DVD]

 今年4月にリリースされた『心霊闇動画32』を鑑賞。大学の歴史研究サークルが戦時中の遺跡を調査しているうちに遭遇した異変“防空監視哨”、結婚式の挨拶の練習をしている祖父を撮影していると突如ブレーカーが落ち、奇妙なものがカメラに映り込む“スピーチの練習”、心霊ものを題材としたYouTuberを目指す男の姿を追った前後篇“ゴーストハンター”など6篇を収録。

 これも『ほん呪』フォロワーを通しつつ、エピソードの面白さ、怖さを引き出そうと工夫を重ねていて好感が持てるシリーズ……ですが、とりあえずこれもまた肝心のえいぞうが暗くて見難い。“Replay”のところで明かりを消して確かめる、を何回やらせれば気が済むのだ。コントラストを変えて見せるくらいの工夫はしてくださいってば。

 長篇“ゴーストハンター”はきょうび、ありそうな話で興味をそそられるのですが、この手の長篇にありがちな、スタッフがちゃんと事態を把握しきれないが故のドタバタに苛立ちます。取材対象とはちゃんと打ち合わせをした上で同行すべきだし、現地で食い違うような事態はいちばんやっちゃ駄目でしょ。

 そのうえ、結末は肩透かしの有様……なんですが、私は決してこの成り行きは嫌いではない。実際にありそうですし、それをそのまんま出してきた勇気は買いたい。でも、投稿者はこの結末でいいにしても、怪奇ドキュメンタリーのスタッフとしてなら、もっと掘り下げて然るべきだった、とは思う。トンネルの過去とか、もっとちゃんと調べてくれないと。

 あちこち不満はありますが、このくらい整ってれば私は観続けてもいい……でも、出来たらあと少し骨太になって欲しい。