3年半ぶりの丸の内ピカデリー。

 まだ結果が出ていない、という焦りが身体に影響するのか、今週はいよいよ脚がしんどくなってます。歩くのも億劫、バイクには乗れるけど駐車場を捜してそこから歩くのもしんどい、という有様ですが、観たい映画は相変わらずいっぱいある。今週は木曜日を診察で潰したので、今日は半ば意地で出かけてきました。

 とりあえずこれは観ておきたい、と思っていた作品があり、それを優先することにしたものの、どうも成績が思わしくないようで上映回数がめっきり絞られてしまった。いちばん都合がいい上映時間が9時スタート、という速さなので、本日も早起きをして、悩んだ挙句にバイクにてお出かけ。

 土曜日の早朝なので空いてるだろう、と高を括っていた最安値の駐車場のバイクの項に“満”の字が光っていて、一瞬途方に暮れました……が、以前、入口の警備員さんから、“満”の表示でも空いていることがある、と教えてもらったのを思いだし、縋る思いで入っていったら、果たせるかな、2箇所空いていた。無事に入庫し、余裕を持って映画館へ。もしここが空いてなかったら、たぶん間に合わなかったよ……。

 訪れたのは丸の内ピカデリー。如何せん、最近は同じ系列でよりスクリーンの多い新宿ピカデリーとほぼ作品が被っているせいもあり、かなり足が遠のいていた劇場です。実に3年半ぶりでした。向かいの日劇系がプラネタリウムになったりしましたが、ここの雰囲気はほとんど変わっていない。

 鑑賞したのは、原恵一監督最新作誕生日を前にした少女アカネが、大錬金術師に導かれ、異世界を救う旅に出るファンタジーバースデー・ワンダーランド』(Warner Bros.配給)

 率直に言えば、ちょっと残念。ざっくり言えば『不思議の国のアリス』のバリエーションなんですが、わざわざ魔法のある異世界に導かれているわりには、異世界の風土が妙にリアル、しかも主人公たちの役回りもやたら現実的なので、あまり突き抜けたところがない。その地に足の着いた世界観や展開は如何にも原監督らしいですし、自然なメッセージ性も備えてるんですが、そのバランス感覚故にこぢんまりとまとまってしまった気がします。監督がその画風を気に入って抜擢したイリヤ・クブシノブの清潔感と色気がうまく調和したタッチは大画面での見応えがあって、アニメーションとしての魅力は発揮してますが、どうにも物足りなかった。嫌いではないんですけど、確かにヒットはしにくいかも。

 上映開始が早ければ終わるのも当然早い。距離のある店までえっちらおっちら歩くよりは、帰り道で何か買っていくか、家の近くで昼食を済ませよう、と思い、すぐに離脱したのですが――秋葉原付近で神田明神のお祭りに掴まりました。今年は練り歩く範囲が広いみたいで、なかなか脱出できず、家に着くまでにいつもの倍近くかかってしまったのでした。