正真正銘、フィナーレ。

 今日は、はなからこれを観ることしか考えてませんでした。ゴールデンウィーク初日で日比谷あたりは混雑していることも承知の上です。なので、チケットが購入可能になった木曜深夜、風呂から上がるなりすぐに劇場のサイトにアクセスしました。

 目当ての初回の座席、最前列しか残ってませんでした。

 ……ああ、やっぱしこれはみんな楽しみにしてたのね、と改めて実感。最前列での鑑賞はしんどいですが、それでも観たい気持ちが勝って、素直に初回、最前列の席を購入。中央寄りが取れたのはまだ幸いでした。

 上映開始は9時20分。バイクで出かけた場合、駐車場の空き次第では間に合わなくなる可能性もある、と考え、移動は電車にしました。自転車なら確実に駐められるはずですが、尺が長いため、疲れで観賞中に眠くなるのが怖かったので。結果的に、ですが、行きも帰りもちょっと小雨が降ってきたので、二輪車を選択しなかったのは正解だったようです。ともあれ、いつもの土曜日より早めに起床し、早めに家を出て、無事上映開始前にTOHOシネマズ日比谷のスクリーン4まで辿り着きました。

 というわけで本日鑑賞した待望の1本は、『アイアンマン』から本格始動した“マーヴェル・シネマティック・ユニヴァース”21作にわたる物語の完結篇、『インフィニティ・ウォー』での致命的打撃からいよいよヒーローたちが最後の反撃に赴くアベンジャーズ/エンドゲーム(字幕・3D・IMAX)』(Walt Disney Japan配給)。これをIMAX以外で鑑賞する、という選択肢が思いつかなかったのです……最前列はさすがに圧が凄すぎた……。

 この映画はまず、“マーヴェル・シネマティック・ユニヴァース”21作を頑張って追ってきたひとへのご褒美です。見落としが少ない人ほどクライマックスの興奮、堪能出来るカタルシスは強烈です。私は2作を劇場で拾い損なって、まだ回収してないんですが、それでも第1作からほとんどリアルタイムで追ってきたので、感慨もひとしおでした。展開上そうなるのが必然とはいえ、これまでのエピソードのひと幕が随所で反復されるのにもグッと来ます。“インフィニティ・ウォー”のその後の世界を描いた衝撃的なくだりから長いわだかまりの解消、そしてすべてが“結集”する万感のラスト。シリーズ最長の3時間2分という長丁場がまったく長く感じない、見事な完結篇でした。ああ大満足。

 と、映画はいいんですけど、どーしても納得いかないのがこのTOHOシネマズ日比谷のサーヴィス精神の乏しさです。完結篇ということで、あちこちの映画館に行っているひとはご存じでしょうが、『~エンドゲーム』は各劇場の地名をあしらったポスターを個別に配布して、劇場ごとに盛り上げる工夫をしている。だというのに、TOHOシネマズ日比谷にはそれを掲示する場所がない。よくある大型ポップも、日劇にはしばしば展示してあった等身大フィギュアの類もまったくなく、イベント感が皆無に等しい。広場では色々とイベントをやってますが、底に上映作品を絡める工夫もないので、率直に言って映画館としての印象が極めて薄い状態なのです。もともとこの界隈は東宝の本拠とも言うべき土地なので、TOHOシネマズ日比谷を東宝の旗館として運用していくつもりなんだと思ってたんですが、もし現状でそのつもりなら、あまりにも意識が低い。もーちょっと作品ごとに“魅せる”努力をして欲しいところ。IMAXがあったり、イベント上映の兼ね合いもあるので、今後も来ることは来るでしょうが、今のままなら私にとっては“つまらない映画館”という位置づけになると思う。