むやみやたらに人を試すのはやめましょう。

 水曜日も午後は用事がある日なので、普通なら映画は観に行かないのですが、今回はちょっと特殊な事情があって、用事が済み次第、映画館へと直行。

 向かったのは、未だ3階のスクリーンがすべて閉鎖されたままのTOHOシネマズ日本橋。鑑賞したのは、“DCエクステンデッド・ユニヴァース”第7作、ひょんなことから偉大なる英雄の力を手に入れてしまった少年の起こす騒動と活躍とを、DC作品では珍しいコメディ・タッチで描いたシャザム!(吹替・2D)』(Warner Bros.配給)。今回、吹替版は演出として『銀魂』の福田雄一監督が、変身した“シャザム”の声優として菅田将暉を起用した、という話を聞いたので、あえて吹替版で観たかったのです――そしたら私にいちばん都合のいい午前中の回がなく、あってもあんまり好きではないMX4Dとかだけなので、どーせ夜に観るなら今日でいいか、と。

 確かにこれまでのDC作品とはまるで趣が違う。主人公に“孤児”という暗いバックボーンはあるものの、基本は“子供に力を与えたらどうなるか?”という発想に基づくコメディになっている。確かにやりそうだ、と思わせる行動のなかに、しかし最後でヒーローとして覚醒するための道筋が用意されていて、カタルシスもある。スーパーマンバットマンも実在する、という前提で物語は展開してますが、明確なリンクは用意されてないので、果たしてどんな形で他のシリーズと関わっていくのかは不明ながら、しかしだからこそ単独でも十二分に楽しめます。

 吹替版としてのクオリティも問題なし。色々と制約はあったはずですが、そのなかでちゃんと福田作品っぽい趣向が多々盛り込まれ、コメディとしての出来を確かに良くしてます。福田作品といえばお馴染みのあの人も、きちんと存在感出してますし。

 夜なので、鑑賞後は寄り道せずに帰宅……脚の状態がどうにも思わしくないので、駅の間の徒歩ですらけっこうしんどいのですが、出かける意欲があるうちは頑張って歩くのです。