このまま錦糸町に来つづけるのかしら。

 プログラム切替直後の火曜日は午前十時の映画祭を観に行く日……ですが、いまだにTOHOシネマズ日本橋は再開する気配がありません。そうすると、私の場合は新宿か錦糸町の二択なのですが、思いのほか錦糸町の使い勝手がいいのが解ったので、今回も錦糸町で鑑賞することにしました。バスに揺られて現地入りです。

 というわけで今年2度目のTOHOシネマズ錦糸町 楽天地にて鑑賞した今コマの作品は、クエンティン・タランティーノの代表作、ギャングたちの運命が交錯する数時間をひねたユーモアで活写したパルプ・フィクション』(松竹富士初公開時配給)

 全体を通してなにか明快な筋があるわけでも、テーマがあるわけでもない。何なら登場人物たちも8割方雑談をしてるだけなんですが、なのに面白い。時間軸をシャッフルすることで、観客に謎を仕掛けて引っ張る一方、衝撃的な展開や描写で強いインパクトをつける。いったいなんの話だったのか、と首を傾げたくなるような終わり方なんですが、場面場面が戦列に印象に残るという、かなり特異な作品。

 鑑賞後は、映画館から錦糸町駅を挟んで反対側あたりにある、肉そば錦糸町けいすけへ。名前から解るとおり、けいすけの系列店です。四代目にはやたら通ってますが、メインで展開している肉そばの店舗に入るのはこれが初めてだったり……体調の問題もあって、肉の脂が割と堪えるので、美味しくても楽しめない恐れがあるからなのです。

 写真の印象から想像していた通り、ちょっと味は濃い。ラーメンっぽい味わいはあれど、よく味の染みこんだ蕎麦みたいな風合いです。ただ、思っていたほどくどさはなく、普通でもかなりの量載っているお肉もけっこう食べられました……それでも最後はちょっと苦しくなって、2枚ほど残してしまったのが申し訳ない。大好き、とは言わないまでも嫌いではない味なので、また今度の機会に別のものも試してみます――なんとなく、もう今年度の午前十時の映画祭は錦糸町で締めくくることになりそうな気配がしてますし。