今年初IMAXは、帰ってきた彼女。

 2月はやたらと観たい映画がいっぱい封切られます。なので、とりあえず封切りの週末は、1本でも消化しないとあとが大変なのです。

 本日の行き先はTOHOシネマズ日比谷です。移動はバイク――平日に出かけると、いちばん安い駐車場はかなりの率で埋まってるんですが、土曜日の朝一番ならいけるんじゃないか? と推測して出かけてみれば案の定、しっかり空いてました。帰る時間帯には埋まっていたので、やはりここが安いことは知れ渡っているっぽい。

 鑑賞したのは、P・L・トラヴァースによる児童文学をディズニーが映画化、その先進的な趣向も相俟って伝説となったミュージカルの20年後の物語を、『シカゴ』のロブ・マーシャル監督、エミリー・ブラント主演で描いたメリー・ポピンズ リターンズ(字幕・IMAX)』(Walt Disney Japan配給)。予告篇で、完璧に再現されたチェリー通り17番地のヴィジュアルを観ただけで興奮し、公開を楽しみにしてました。あまりに楽しみだったので、封切り間もないこの時期に、IMAXで観るのを選んだ次第。

 想像していた以上に完璧な続篇でした。ほんとーに、地続きで物語が進行していたような雰囲気。ただし、旧作での趣向はすべて現代の技術でブラッシュアップされ、ミュージカルパートも新曲ばかりで、きちんと現代のミュージカル映画になっている。キャラは手書きタッチなのに立体感がある陶器の世界の描写や、旧作の煙突掃除たちのダンスを踏襲する点灯人によるダンス・シークエンスなどは圧巻の一言。しかし何よりも嬉しいのは、物語そのものが前作をしっかりと踏まえていること。今回もメリー・ポピンズが救うのは“大人”なのですが、その出所があまりにも粋で、正直グッと来ました。旧作が好きだったひとはもちろん、ちょっと気分が腐っているひとにお薦めしたい。ほんとに、不思議と気分が爽快になります。

 鑑賞後は、銀座の方まで足を伸ばし、銀座鴨そば九代目けいすけへ。名前から解るとおり、四代目けいすけや六代目けいすけと同様の系列店です。ここは鴨の出汁を活かしたメニューを用意している。とりあえず、 鰹重ね鴨つけそばを注文してみました。

 思った以上につけ汁は濃厚で、味わいは主流の魚介系つけ麺に近い。ただ、魚介系のように尾を引く濃厚さではなく、かなりさっぱりしている。麺は加水率の高い中太で、滑らかで食べやすい。付け合わせの形で提供されるローストした鴨肉やメンマ、トッピングで多めにした小松菜と交互に食べたり、卓上の柚子七味や黒胡椒を加えていくと、最後までまったく飽きずにいけます。私は健啖とは言いがたいのでこれで充分ですが、ガッツリ派のひとははじめから大盛で挑んでいいかも。

 ここからほど近いところにある九代目けいすけのふぐだしは、私には上品すぎてピンと来なかったのですが、こちらは非常に好み。銀座界隈で映画を観たときには利用したい――映画館があるあたりからは少し距離があるんですが、まあこのくらいはいい運動でしょう。