レンタルDVD鑑賞日記その606。

心霊闇動画28 [DVD]

心霊闇動画28 [DVD]

 昨年10月リリース、『心霊闇動画28』を鑑賞しました。深夜の作業中に謎のトラブルを起こしたパソコンを撮影した映像“diqe”、着物の着付けを教わるために過程を撮っていたところあり得ないものが映ってしまう“着物の着付け方”、公園での飲み会からはぐれた男性を探す際の映像に映り込んだ異変から背景を紐解いていく前後編“呪いの文字”など7篇を収録。

 演出補から繰り上がりでの演出登用があったり、前後編の長篇ネタが入ったり、とここに来て更に『ほん呪』を意識した展開になっている。

 まあ、それ自体は構わないのですが、同じような趣向を選択すると、やっぱり質の低さが引っかかってくる。全般に今回は、ドキュメンタリー部分の少ない映像メインのネタが弱すぎる。このくらいのネタならもっと数を用意するほうがいいですし、分量はこのままでも、登場する現象の種類を変えるか、もっと明瞭なものを拾ってメリハリをつけたほうがいい。

 長篇“呪いの文字”は思いがけない方向に話が発展していて、わりと見応えがある……とは言い条、あくまでこのシリーズ、この巻の他のエピソードと比較しての話で、やっぱり掘り下げが甘い。“専門家”に頼る前にまだまだ検証することは色々とあるでしょうし、そこまでの展開もあんまり関心を惹かない、というのが正直なところ。後編の展開はちょっと興味深いんですが、しかしそれはそれで、ここで登場するもうひとつの怪奇映像が微妙なものなので、またぞろ消化不良に陥ってしまう。

 もっと面白くしよう、という意欲は垣間見えるんですが、力不足も露呈している感じ。方向性は悪くはないと思うんですが……。