レンタルDVD鑑賞日記その605。

封印映像37 廃工場に蠢く [DVD]

封印映像37 廃工場に蠢く [DVD]

 昨年8月リリース、『封印映像37 廃工場に蠢く』を鑑賞しました。同窓会の帰りにかつての同級生と遭遇したあと、奇妙な現象が男たちを襲う“脱皮”、Vシネマ撮影中に訪れた場所で奇妙なものを目撃する表題作、引っ越した同級生が河川敷に埋めたものを覗き見た少女たちが異様なものに巡り会う“宝物箱”、山中に肝試しで潜入したと思しい大学生たちの記録“呪界の記録”の4篇を収録。

『ほん呪』フォロワーとしていちばん堅実にその路線を守っているシリーズですが、それは今回も同様。この手の映像ではちょっと珍しい、子供の撮影によるものが採用されてたり、内容的には眉唾物だけど一風変わった現象を採り上げてたり、と工夫も見られる。

 しかも“脱皮”や“宝物箱”では繊細な問題も引っかかっていたりと、作り手に多少なりとも覚悟がないと採り上げづらい背景も絡んでいるのも注目――もちろん、あんまり深入りはしてませんし、それが中心にはなってないんですが、だいぶスタッフがしたたかになっているのがちょっと窺える。

 これでもうちょっとドキュメンタリー部分の盛り上げ方にひと工夫あれば、より楽しめそうなんですが……怪奇映像そのものはやっぱりいささか微妙な部分もあるだけに、相変わらずどこかいまひとつ、という印象は免れていなかったりする。