レンタルDVD鑑賞日記その591。


封印映像33 呪われた地下アイドル [DVD]

封印映像33 呪われた地下アイドル [DVD]

 今年3月リリース、『封印映像33 呪われた地下アイドル』。婚約を報告するビデオを撮影している最中に無人のはずの隣室から奇妙な気配がする“音鳴り”、あるドキュメンタリーの撮影中、事故物件に住むという女性に遭遇する“曰く付き”、真夜中の山中でカーブに佇む女性を見つけた3人の若者が体験した恐怖“メリーさん”、直接デートできるサービスを実施するアイドルとの逢瀬に思わぬ出来事が起きる表題作の4篇を収録。

 ……直前に観たのがあんまりヒドいもんで、無茶苦茶面白く思えてしまった。

 冷静に考えれば、そこまで出来がいいわけではない。ちょっと背景が不自然なものがあるし、“メリーさん”は有名な都市伝説をモチーフにしていますが、経緯がこういうドキュメンタリー向けになりすぎてる。巷間語られる都市伝説との違いをきちんと考証して、これがいったい何だったのか、まで言及して初めてドキュメンタリーとしての説得力が生まれるはずなのに、映像だけで満足しちゃうのはもったいない。

 そういう意味でいちばん引っかかるのは表題作です。全篇観れば解りますが、ヒドい目には遭ってますが“呪われた”わけではないし、そもそも厳密には“地下アイドル”と呼ぶのも違う。タイトルから期待される内容になってないのはだいぶ問題。

 ただ、前回鑑賞したアレよりは、はるかにちゃんとしている。もうちょっと掘り下げて欲しい、という嫌味はあれど、追跡調査じたいはしており、それで不気味な余韻をきちんと演出しているのもポイント。せめてこのくらいは出来てて欲しい、というラインはクリアしているので、私は楽しかった。