レンタルDVD鑑賞日記その586。

 今年4月リリース、『Not Found 35 −ネットから削除された禁断動画−』。引きこもりの男性を支援する団体が残した奇妙な記録“妄想男”、新しく雇ったADの研修も兼ねて心霊スポットに赴く“杉本の後輩オーディション 後篇”、旅行中に撮影された動画に奇妙な映り込みを指摘された女性を襲う怪事を追った長篇“危険な夢”前後篇など7篇を収録。

 怪奇映像としてのクオリティはそんなに高くないんですが、このシリーズがわりと観ていられるのは、杉本演出補のキャラクターによるところが大きい……それは認めざるを得ない。納得いかないけど。前巻から続いた新しいADのオーディションの話が、確かに象徴的なのです。石神井公園なんて都会のど真ん中の公園のレポートをこんな面白く(馬鹿馬鹿しく)見せられる人材は確かに貴重だ。

 ほかの怪奇映像は、出来はそんなに良くないながらも安定。グロ画像も含めて、よく見るパターンに収まっている話が大半ですが、あんまり無茶なひねりを入れたり、余計なこともしていないので、見ていられます。特に“危険な夢”は、モチーフは有り体なんですが、背景を追う過程でちょっとした謎やサスペンスがあって、普通に見応えがありました。