約10年振りの地球観察。

 金曜日の午後は用事があるので、そのあとならともかく、前に映画を観に行くのは基本的には無理です。しかし、劇場が徒歩でも行けるTOHOシネマズ上野で、スケジュールの調整がうまくつく時間帯ならその限りではない。本日封切りの作品に、子の条件にひったり当て嵌まるものを見つけてしまった。こうなると、是が非でもこの枠で観たくなってしまう。唯一のネックは、どう考えてもいつもより早起きしなきゃならないことでしたが、早めに仕掛けた目覚ましが結果を出してくれました。

 というわけできのうに続いてTOHOシネマズ上野にて朝から鑑賞したのは、イギリスBBCアース・フィルムズ最新作、最先端の技術と多大な労力を費やして、地球上の様々な命の貴重な姿を記録、それを1日の出来事という体裁で描いたネイチャー・ドキュメンタリーアース:アメイジング・デイ(吹替)』(KADOKAWA配給)

 タイトル的にはあの『アース』の続篇という体裁ですが、内容的には特に繋がっていないので、本篇をいきなり観ても問題はありません。前作を知っていると、この10年のあいだに撮影技術が進歩したこともちょっと窺えるんですが、技術云々よりもやはり、あまり知られていない生き物の生態を多数押さえていることと、そのために割いた時間と工夫に頭が下がります。個人的に、泳いで移動するナマケモノには度胆を抜かれました。

 もうひとつ特筆すべきは、前作に比べて観やすく、そして退屈しにくくなっていること。これは監督にネイチャー・ドキュメンタリー畑の人財ではなく、『宇宙へ。』など医療や科学を題材としてきたリチャード・デイルと、『ハンニバル・ライジング』や『終戦のエンペラー』というドラマ作品で定評を得てきた*1ピーター・ウェーバーを起用、脚本も一般書籍を手懸けているフランク・コットレル・ボイスが担当し、直結しない映像にストーリー性を強く付与したことが奏功しているようです。

 鑑賞後は脇目もふらずに帰宅。早く帰って、午後の用事の前に昼食を摂らねばならないから……終了時間次第では出先で食べて直接向かった方がいいんですけど、そのくらい開映も終映も早かったわけです。

*1:キャリアを調べると、初期はドキュメンタリーも扱っていたそうですが。