“ポリス・ストーリー”じゃなくて、SFです。

 陽気が寒くなるにつれて、晴れの日が増えてきました。バイク乗りとしては有り難くも辛い日々が始まってます……しかし、昔から寒い中走るのは嫌いじゃないので、本日もお出かけはバイクを使うのです。

 今日の行き先は、TOHOシネマズ日比谷。例によって、バイクの駐車場が空いてるかどうか、戦々恐々としつつ現地入りしてみると、今回はいちばん安い駐車場が空いていた。彷徨わずに済んだので、劇場入りの時間もだいぶ余裕があります……いつもこうだと助かるんですが。

 鑑賞したのは、“ポリス・ストーリー・ユニヴァース”10作記念超大作、なんてキャッチフレーズで日本公開となったジャッキー・チェン主演最新作ポリス・ストーリー/REBORN』(TWIN配給)

 ……一所懸命宣伝活動をしている方たちには大変申し訳ないんですけど、私には与することは出来ません。これは、“ポリス・ストーリー”ではないです

 なにせ、日本に来たら1本でも見落とすまい、とあちらでの公開情報もなるべく拾うように努めていたので、実は邦題が出たときから訝っていた。この作品、SFだったはずなのです。しかも原題に“警察”すら入っていない。

 ただ、“ポリス・ストーリー”の1本、と謳いたい気持ちも理解できないわけじゃない。主人公はあのシリーズの血筋を思わせる警官ですし、最初のアクション・シーンの舞台など、旧作を彷彿とさせるロケーションもある。何より、タイトルについてないとは言い条、主題歌としてあの『英雄故事』をジャッキー自らレコーディングしなおしてるんですから、ジャッキー本人側にもその気持ちはあるんでしょう。

 ただ、最盛期のような矢継ぎ早の肉弾アクションもなければ、常に少しずつ含まれていた現実性、テーマ性も薄い。人造人間とかレーザーガンとかあからさまなSF的ガジェットを中心としているので、やっぱりこれを“ポリス・ストーリー”の1本と言われて観ると、釈然としない人も多いのではないでしょーか。

 ただ、『香港国際警察 NEW POLICE STORY』『ポリス・ストーリー/レジェンド』と確実にリアル路線へと舵を切っていたことを思うと、ちょっとだけコミカルで、活劇としての面白さに重点を置いているのは少し旧シリーズ寄りと言えるかも知れない。

 ……語りはじめると長いので、ここらにしておきます。とりあえず、老境に至ったジャッキーならではのアクション、という意味ではちゃんとやるべき事をクリアしているので、個人的には満足。映画の出来としては色々文句もあるんですけどね。

 ……あ、いや、もうひとつ書いておこう。前述の通り“ポリス・ストーリー・ユニヴァース”10作記念超大作、と謳ってるんですが、そう書くんなら内訳を出せ。どう勘定しても、今回で8作目にしかならないんですけど、何と何を追加して10と言い張ってるんだ。別に強弁したって構わないから、せめてパンフレットにくらい明示してくれー!



 開映時間が早めだったので、お昼は家に帰ってから食べる、と母に伝えてある。なので、さっさと帰途に就こうとしたのですが、お昼が近くなると銀座界隈はとにかく移動しづらい。出るのに使っているルートが一部塞がっていたり、赤信号を平然と渡ろうとする歩行者がいたり、あちこちで何かしらに引っかかってしまい、確実に行きよりも時間を費やしてしまうのでした。