まんまと乗せられる。

 きょう向かった映画館は、TOHOシネマズ日本橋です。お目当ての作品は、TOHOシネマズならほぼどこでも掛かっている、にも拘わらずここを選んだのは、久々にドルビーアトモス対応で上映していたから。きょうの作品は画面の繊細さより、音響のほうが整っていてくれたほうが有り難い。IMAXもその意味では文句はないんですが、ドルビーアトモスを使った上映自体がめっきり減っていることもあって、今回はあえてここを選びました。

 作品は、あの伝説的バンドが頂点を極めるまでの歴史を、オリジナルメンバーの全面バックアップで再現したボヘミアン・ラプソディ(字幕・ATMOS)』(20世紀フォックス配給)

 クイーンについては、メジャーな曲をちょっと聴いたことがある程度で、ほとんど詳しくはない。かと言って、すべてが映画で描かれている通りだ、と解釈するほどウブでもないんですけど、それでもこれはいい映画と言い切れる。アイコンたるフレディ・マーキュリーに焦点を当て、急速にスターダムにのし上がっていく一方で、愛や友情に迷走し、その果てに崇高とすら言えるライヴ・シーンに到達する。全篇、クイーンの楽曲がほぼほぼ鳴りっぱなしで、その充実感も凄いのですが、伏線的に表現した様々な要素をすべて吸いあげたライヴ・シーンは本当に圧巻。音楽を演じ、共に酔い痴れる多幸感がたっぷりと堪能出来ます。このシーンは間違いなく映画館のいい音響で味わう価値がある……たぶん、爆音上映で観るのに最適だと思う。こないだのお台場でこれも先行上映をやってたはずですが、行けば良かったかな……。

 鑑賞後は昼食……の前に、ちょっと上野へ寄り道。なんでかというと、日本橋で『ボヘミアン・ラプソディ』のパンフレットが売り切れになっていたから。公開数日で売り切れてる、ということは他の劇場でも同様の可能性はありましたが、どーせ通り道なので立ち寄ってみた。

 幸いに陳列はされていたので、1冊注文したところ、「こちらの見本になりますが、よろしいですか?」と問われた――つまりは、最後の1冊でした。タイミングを逃すのもイヤなので購入。そして、勢いに任せて、隣に陳列してあった、先週リリースが始まったばかりのデアゴスティーニによるクイーン・LPレコード・コレクション創刊号も購入……しかも、こっちも最後の1冊でやんの。



 どうにか買い物を済ませたあと、湯島にある六代目けいすけで昼食を摂ってから帰宅。仮眠のあと、母がしばらく前に購入したプレーヤーを用いて、まずはLPをひととおり聴きつつ、USBに録音。それからパソコンに取り込んでカットし、iTunesに落として楽しんでおります。ぶっちゃけ、こういう聴き方をするならCDやデジタル配信のほうがいいんですけど、自分で最後の処理をしたぶん、愛着もちょっと湧きます。