レンタルDVD鑑賞日記その601。

呪われた心霊動画 XXX(トリプルエックス)13 [DVD]

呪われた心霊動画 XXX(トリプルエックス)13 [DVD]

 先月5日リリースの『呪われた心霊動画XXX13』。線路沿いの歩道橋で恋人を撮影していたとき異様な光景を記録してしまう“歩く自殺者”、チャイムが鳴るが出ても人がいない、というトラブルの相次いだ部屋で撮影された怪現象“上階の住人”、深夜のドライブ中に恋人が奇妙なものを見た、と騒ぎはじめた直後の一部始終“占い師の予言”など6篇を収録。

 パイロット版『死画像』から序盤までの神懸かったレベルの高さはないにしても、間違いなく『ほん呪』に次いで鑑賞に耐えるクオリティを維持しているシリーズ。今回も面白い。

 特筆すべきは、ある路地で発生する複数の出来事。記録された現象に直接の繋がりはないんですが、こうやって畳みかけられると、それだけで薄気味悪い……ただ、“余計な調査はもういらない”と謳っている以上仕方のないこととはいえ、ここまで奇妙な出来事が記録されてる場所なら、ちゃんと背景を調べたほうがいいのではなかったか。理由が解らないのも怖い、といえばそうなんですけど、スタッフがこうまで背景に無関心なのも気持ち悪いぞ却って。

 残るエピソードも、それぞれに直接の繋がりは提示されてませんが、微妙にリンクし合っていて恐怖を膨らます一方で、そのリンクに対しては無頓着なまま。ある程度、観る側に想像を委ねるのもいいんですけど、今回のような作りなら、もうちょっと掘り下げても良かったように思います。あの少女は、あのあとどうなった? あの投稿者の身の回りで他に異変は起きなかったのか?

 基本的に映像そのもののレベルは相変わらず高いので、処理としてはこれでもいいんですが、せっかくインパクトが強い映像なんですから、もーちょっと膨らまして欲しい、という贅沢な要望。