19日ぶりのちゃんとした映画鑑賞。

 手術の翌日ですが、映画を観に行ってきました……だって、本当に生活上の制約はなんにも受けてなかったから。作業も立て込んでるんですが、諸々のスケジュールを鑑みると、今日あたり観ておかないと間に合わないようだったので。

 だいぶ体調も改善しておりますが、まだ不安はある。何より、普通に生活は出来る、とは言い条、何かの拍子に傷むうな状態なので、今日も移動は電車です……と計画を立て、あとのことも考え、朝早くから営業している行きつけの調剤薬局まで寄り道をしていくことにしたんですが、いつもと異なる行動を取ったせいか、Suicaの入っている端末を忘れてしまい、別途交通費を支払う羽目になるのでした。

 ほぼ1ヶ月ぶりのTOHOシネマズ日本橋にて鑑賞した今日の作品は、午前十時の映画祭8上映作品、降旗康男監督&高倉健主演、という『駅 STATION』『鉄道員』を手懸けたコンビによる1985年作品、かつて“夜叉”と呼ばれるほど過激な極道だったが、妻のために堅気の漁師になったはずなのに、思わぬことからふたたび危険な世界に足を踏み入れることになるドラマ『夜叉』(東宝初公開時配給)

 この監督と木村大作撮影、というチームの作品の常で、ヴィジュアルは極めて美しい。終始吹雪いているような港町の光景は、観ているだけで凍えそうですが、その空気を濃密に伝えます。そんななかで、自らの過去と対峙し静かに苦悩し、言葉少なに行動する高倉健のまあ格好いいこと。任侠映画のパーツをちりばめながらもそこに留まらないドラマ、情感を生み出した、実に日本的な傑作だと思います。個人的にはトゥーツ・シールマンスを迎えた音楽もまたツボでした。

 まだやたらと外食が出来るほどコンディションに自信がなかったため、出かける前に母に伝えて、昼食は用意してもらっていたのですが……家に着く前に、空腹で足が止まりそうになりました。量は食べない方がいいというのに、適度に食べないと体力が保たない、というのが悩ましい……。