レンタルDVD鑑賞日記その561。

闇動画16 [DVD]

闇動画16 [DVD]

 入院前には鑑賞してたんですけど、見直しつつ感想を書く、という機会が作れず、10日くらいほったらかしになってしまいました。しばらくスピンオフの『心霊闇動画』シリーズばかりが巻数を重ねてました『闇動画』ですが、久々に本家の新作が登場です。老人ホームだったらしい廃墟に潜入した若者たちが未曾有の事態に遭遇する“魔窟 神出鬼没”、サプライズのつもりで潜入した彼氏の部屋でとんでもないものを発券してしまう“狩人”不気味な都市伝説のあるトンネルで肝試しを試みた若者たちを悲劇が襲う“顔顔顔”の3篇を収録。

 リアルではない、けど素直に面白い。カメラの動きが撮影者優先ではなく画面優先になってる、とか臨場感をつけすぎて不自然になってる、とかリアリティの面でツッコミどころはあるんですが、ドキュメンタリー部分なし、映像本篇だけで魅せてしまう作りはそれだけで充分に力強い。

 現実と捉えるには出来すぎなんですが、フィクションとして眺めれば、なかなかに巧く考えられたエピソードになっているのも好感が持てるところ。廃墟に潜入する話の定番を逸脱する“魔窟 神出鬼没”なんて、最後まで呆気に取られます。カメラワークの不自然さで損はしてますが、普通のサプライズ動画の顛末を辿らない“狩人”も、ある意味で王道を突き詰めたような“顔顔顔”もなかなか。

 短めの怪奇映像や、取材を加えて掘り下げる類の作品を『心霊闇動画』に譲る、というかたちで棲み分けをするようにしたのかも知れませんが、少なくともこの巻においては奏功している印象です。