爆笑問題withタイタンシネマライブ#45、のついでに香港vs.タイ。

 本日は、2カ月に一度のお楽しみ、爆笑問題withタイタンシネマライブの開催日です。どーせ新宿に行くなら、とハシゴ可能な作品をチェックしていたら、これはなんとか押さえたい、と思っていた作品が、1日1回のシビアな時間割にも拘わらずバッチリの時間にかかっていたので、いつもより早めに仮眠を取り、急いでお出かけ。やや時間がタイトなのと、えぐいくらい冷え込みそうなので移動は電車です。

 新宿入りしてまず訪れたのは、シネマート新宿。鑑賞したのは、『アクシデント 意外』のソイ・チェン監督がトニー・ジャーを招いて描くクライムアクション、窮地に陥った潜入捜査官と、難病に冒された我が子を救おうとする若い父親の運命が交錯する『ドラゴン×マッハ!』(TWIN配給)

 実はこれ『SPL/狼よ静かに死ね』の続篇扱いなんだ、とかなのに内容は繋がってないの、とか主演も別人だしそもそも同じ俳優が違う役で出てるし、とか色々背景がありますが、そういうことをぶっ飛ばして、無茶苦茶面白い。序盤こそ状況を把握するのに手間取るものの、事情が解ってくると、輻輳した人間関係が生み出す予測不能のドラマに振り回されます。随所で壮絶なアクションを繰り広げながら、それらのパーツが結びついたときの興奮と感動が凄まじい。近年の香港アクション・ノワールの面白さをぎゅっ、と凝縮したような仕上がりで、そのなかに放り込まれたトニー・ジャーが実によく活きている。今回、初めて彼を“俳優”として認識できた気がします。トニーの出演作の中でベストであり、個人的にはアクション映画としてもここ数年のトップレベルの傑作だと思います。うわー劇場で観られて良かった!

 1本ですっかり満足した感はありますが、あくまで今日の本題はタイタンシネマライブです。すぐさまTOHOシネマズ新宿に移動。

 今回はいつもとちょっと流れが異なり、途中でゲストを挟まずにタイタンメンバーが登壇したあとで、ゲストのパックンマックン、BOOMER&プリンプリン、中川家からダチョウ倶楽部と来てトリの爆笑問題、という流れ。いつもならBOOMER&プリンプリンのあとにトリ、が定番の構成なのですが、中川家あたりのスケジュールに合わせてこうなったのだろうか。

 しかし、全体にネタの完成度は高かった。1月にタイタンに所属したばかりというXXCLUBはいい着眼点で短いながらもインパクトの強いネタでトップを飾ると、瞬間メタルが久々にかなり弾けた出来映えを見せ、かと思うと日本エレキテル連合がいつも以上にえげつないネタで強烈な余韻を残していく。長井秀和の色んな意味でヒドい流れを、このライブでは準レギュラーのパックンマックンがいい具合に受け流し、BOOMER&プリンプリンのいつもと同じネタで緩い空気を生み出すと、中川家がお得意の鉄ヲタネタにどこまでがアドリブか解らないネタ回しでたっぷり笑いをばらまいていく。ダチョウ倶楽部は久々にネタを見ましたが、彼らの持ちネタをあらかた詰めこんだ組み立てで楽しませてくれました。

 大トリの爆笑問題もいつもながらの時事ネタでしっかり締めていきました――生憎とこの時期は大きなネタが限られていたので、パックンマックンと幾つか扱うものが被ってましたが、着眼点が異なるので、被っていることも面白かった。そして地味に、BOOMER&プリンプリンにネタ振りを仕掛けてもらっていたあたりがまた憎い。無駄に長く脱線しまくりのトークも楽しく、全体に満足度の高い回でありました。

 もう夜も遅いので、終了後は脇目もふらずに帰宅。