東宝大ヒット作2本立て。

 予告通り、今日は意地で出かけてきました。午後3時のちょっと前にお出かけ。このところ、体調不良や左眼の出血があったせいで、何となく自分を甘やかしてましたが、比較的体調がいいのと、明日以降はまた嵐が多く、なかなか自転車で出かけられそうもないので、少し己をいたぶってきました。

 久々の自転車移動ゆえの体力不足、というのもあるでしょうが、いつもと違うルートを選んでみたところ、延々と続くダラダラ坂で軽くへばりながらも、どうにかこうにかTOHOシネマズ新宿に到着。

 本日の計画は2本立て。当初の目論見では先に観るはずだった作品はしかし割高の座席しか空いておらず、順序を入れ替えることに……予めそれも想定してスケジュールはチェックしてありましたが、こういうときフリーパスの“窓口でしか発券できない”という条件が恨めしくなる。

 というわけで予定を変更して1本目に鑑賞したのは……シン・ゴジラ(IMAX)』(東宝配給)です。記憶する限り、新作をロードショー期間内に3回も鑑賞したのはたぶんこれが初めての経験。それくらいお気に入りだ、というのもありますが、MX4Dはいまいちしっくり来ず、TCXは悪くなかったけど、恐らく最もこの作品に適しているIMAXでの上映を観逃していたのが心残りだったので、3度目の鑑賞に踏み切りました。

 さすがに3度目ともなれば話もほぼ覚えてるんですが、それでも面白い。前回は時間の都合で観られなかった蒲田くんも大画面で堪能できました。想像していたとおり、IMAXのスクリーンと音響はこの作品にはいちばん適していた、と思いますが……ただ、会議のくだりで登場人物たちがアップになると、細部がやたら鮮明に見えてしまって、ちょっと居たたまれない気分になります。皺もシミもくっきりだからね……。

 次の作品までは1時間ほどあるので、少し周囲をぶらついてから劇場に戻り鑑賞した2本目は、『ほしのこえ』などで知られる新海誠監督最新作、心と身体が入れ替わってしまった少年と少女の奇想天外なひと夏の冒険を描いた君の名は。』(東宝配給)

 評判通りの、いい作品だと思います。定番とも言える入れ替わりテーマにひねりを施して、SFとして深化させつつ、優秀なボーイ・ミーツ・ガールに仕上げてます。

 ……ただ、個人的にはあっちこっち引っかかるポイントが多くて若干モヤモヤしたことも否めない。山本弘氏がツイッターで指摘されていた、重要なモチーフである彗星の描写のけっこう重大なミスもそうなんですが、もっと引っかかるポイントがある。正直、あのポイントをそう都合良く避けられるはずがないんですが、そこを勢いで乗り切ってしまったのがどうも気になって仕方なかった。尺やテンポの都合もあるのでしょうが、もっと汲み取るべき主人公ふたりの心の交流も物足りない印象だった。

 ただ、そういう欠点を踏まえてもなお面白いですし、かなりグッと来る物語に仕立てた腕力は評価したい。何より、映像の美しさは大きなスクリーンで観る価値が充分にあります。こういう作品がちゃんと大ヒットになっているのはひたすら嬉しい限り。

 鑑賞後は、行きと同じルートを引き返してきました。行きがやたらと登りだらけ、という印象でしたから、きっとそうだろう、とは踏んでましたが、やっぱり往路よりも遙かに楽でした。所要時間も、いつものルートより10分ぐらい短縮できているので、今後はこのルートを使いましょう……体力と心の余裕があれば、ね。