世紀の対決はIMAXで。

 本日は、今年特に楽しみにしていた作品のひとつが封切られる日です。一昨日は何もラーメンを食べるためだけのために新宿くんだりまで足を運んだわけではありません、これのチケットを確保するためでもありました。帰ったあとで作業を進めるためにも、体力を温存する必要があるので、今日は電車を利用して移動しました。

 というわけでTOHOシネマズ新宿にて夕方から鑑賞してきたのは、宇宙からやって来た英雄と、悪党に恐怖を植えつける“闇の騎士”とが直接対決するアメコミ・アクション大作バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生(字幕・3D・IMAX)』(Warner Bros.配給)ザック・スナイダー監督の長篇作品は漏らさず観てますし、ノーラン版『バットマン』とパラレル・ワールドでありながらも世界観を引き継ぐシリーズの本格始動なので、私にとってはこの上なく待ち遠しい1本でした。

 ……正直、このところマーヴェル・ユニヴァースにちょっと倦みはじめていました。スーパーヒーロー達が合流するのはいいんですが、彼らを活躍させるための舞台作りにだいぶ無理が出て来ている。ですから、ヒーロー達の壮絶な戦いのカタルシスをふたたび味わいたいなら、マーヴェルをいちどご破算にして再構築するか、まだ手つかずのDCコミックのラインが立ち上がってくれるのを待つしかないと。それでも、マーヴェルがある以上、二番煎じとしか見えない出来に感じてしまうことも恐れていたのですが、杞憂でした。これは面白い。

 ノーラン版のバットマンはあれで完結していますが、本篇はノーランのダークでシリアスな世界観を引き継いでいる。そのうえで、ザック・スナイダー監督の空想的ながら芯の通ったヴィジュアルでアクションが展開する。ヒーロー共演であるからこその、冒頭から途切れることのない昂揚感に、ヒーローの存在意義が問われるようなストーリー展開、そして結末の迫力とカタルシス。振り返ってみると、けっこう周到に組み立てられた脚本なのですが、若干説明を端折りすぎているように見えるのが少々難なのですが、タイプの異なるヒーローが対決する舞台はしっかり組み立てられており、その決着も鮮烈。如何せん、観客の側で考えないと解りづらい箇所が少なからずありますし、結論を先送りしているかのような印象もあるので、不満を覚える向きもあるでしょうが、私は傑作と断じたい。

 ちなみにスナイダー監督は本篇を受けて始まるDCヒーローたちの物語の頂点となる『The Justice League』2部作を監督する予定。本篇でちらっと顔を見せたヒーロー達の活躍も含めて、今後が楽しみです。まずは今年9月に早くも登場予定の、ヒーローではなく悪役が掟破りの共演を果たす『スーサイド・スクワッド』ですよ。監督は『フューリー』で気を吐いたデヴィッド・エアーだし。

 何はともあれ、私には満足の出来でしたので、いい気分で帰宅……ただ、こーいうヒーローが一堂に会する映画は全篇クライマックスみたいなものなので、観終わったあとでどっと疲れが沸いてくるのが難です。だらだら日記を書いてたら、もうこんな時間ですよ……。