7度目の大つけ麺博2015、を挟んで映画のハシゴ。

 既に18日も残り2時間になろうとしてるんですが、戻って17日付けの日記から更新してます。

 2ヶ月にいちどの徹夜イベント当日、せっかく朝まで新宿にいるならここでしか観られない作品をまとめて鑑賞してしまえ、ということで、早めに現地入りしてハシゴです……さすがに徹夜のときは自転車は使わない。帰りに潰れちゃうから。

 まず訪れたのはTOHOシネマズ新宿、鑑賞したのはキアヌ・リーヴス主演最新作、『マトリックス』シリーズでスタントを担当したスタッフが初監督し、希望を奪われた元暗殺者が、かつて所属していた組織に対して復讐するスタイリッシュ・アクションジョン・ウィック(IMAX)』(Pony Canyon配給)。もともと早めに観るつもりでいましたが、新宿ではとりあえずIMAXスクリーンを用いて上映してくれているので、ここで鑑賞することに。

 確かにこれは素晴らしい。ストーリー自体はシンブル極まりないんですが、アクションの魅力が素晴らしい。敵方に強いキャラを配していないので、やや膨らみには欠いているものの、暗黒街すら恐れを為すプロの手管、と実感させる驚異的な鮮やかさ。内容的にシンプル、と言い条、シンプルだからこそ絶望の深さと怒りを強く感じさせる人物像が明確な演出と演技は出色。最近のキアヌがダメだ、と私はそこまで思ってはいなかったんですけど、しかしこれは『スピード』『マトリックス』に匹敵する存在感を発揮した、間違いなく彼のベストに入るいい仕事だと思います。

 鑑賞後は夕食がてら、大つけ麺博へ。今年はこれで何と7度目です……TOHOシネマズ新宿との行き来が非常に楽だから、という事情があるにしても来すぎだろ俺。

吉田商店の濃厚辛シビ坦々つけ麺、味玉トッピング。 最近、日が沈んだあとの冷え込みが強くなってきたこともあって、身体の温まるものが欲しい、と思い、辛そうなものをチョイス。吉田商店の濃厚辛シビ坦々つけ麺に、トッピングで味玉を加えていただきました。

 受け取り口のそばで辛さの調整も出来たものの、あえて手をつけずにそのまま食べたのですが、それでもかなり絡め。具材も豚バラ肉に挽肉、とちょっと濃そうなのですが、しかしそれほど重くなく飽きも来ない。店で用意しているスープ割りを頂戴すると、スープもぜんぶ飲めます。辛いのが苦手、というひとだと無調整でもキツいかも知れませんが、それこそ涼しくなってきた今時分にはちょうどいい感じ。

 食後、ちょっと余裕があるので手早く買い物を済ませて、次の映画館へ。約1年9ヶ月ぶりとなる新宿シネマカリテにて鑑賞したのは、『ピエロがお前を嘲笑う』が好調のバラン・ボー・オダー監督が2010年に手懸けた作品、ローティーンの少女の行方不明をきっかけに、23年前の事件が関係者を揺さぶる心理サスペンス映画『23年の沈黙』(ONLY HEARTS Co, Ltd.映像ソフト発売)。シネマカリテではオープン間もない頃から“オトカリテ”と題し、評価が高いのにDVDスルーになってしまった作品を期間限定、500円均一の低価格で上映する企画を行っているのですが、日本でも2011年に劇場公開なしでDVDリリースとなったオダー監督の長篇第2作を、この機会に取り上げたということらしい。

 ドラマとしての強度はむしろ『ピエロ〜』より上と言ってもいいかも知れません。事件そのものはショッキングでも、展開や描写はシンプルと言えるんですが、しかし説明台詞を廃して観客に背景を探らせることで醸し出す緊張感が凄い。過去の事件と現在の事件がどう繋がっていくのか、過去に対して彼らはどのように向き合うのか? そして、それらが複雑に絡み合った果てに、思わぬ形で事件は決着してしまう。スッキリとした解決を望んで鑑賞するとどうにも納得のいかない結末ながら、その不条理さ、醸成される遣る瀬ない余韻は逸品。これはむしろ、DVDスルーとなってしまったことが不幸だった作品という気がしました。小規模でも劇場公開したほうが、色々な人の目に触れて良かったのではなかろうか。

 このあと本日の本題、ですが続きは18日付でアップ致します。