超名医なら治せるかも知れない3本立て。

 ……もう時間も遅いので駆け足で。

 3本立て、と言い条、本日は変則的で、まずは午前中からTOHOシネマズ日本橋に赴いて1本、鑑賞後自宅に戻り昼食と仮眠を済ませて、今度はTOHOシネマズ西新井に行って2本観てきました。

 まず日本橋にて鑑賞したのは本日封切りの作品、大ヒットホラーシリーズの最新作、これまでとちょっと着眼点を変えて描いたパラノーマル・アクティビティ 呪いの印』(Paramount Japan配給)

 このシリーズは作を追うごとに作るのが難しくなっていて、そのなかでよく頑張っているのは確かなんですが……ひとによっては「もう駄目だな」と思うかも。色々なことが起きますが、ほとんどが明確に繋がりを提示していなかったり、放り出されていたり、唐突に出て来たりするもので、ただ虚仮威しが連なっているだけに思える。しかし、ちゃんと旧作からの要素を敷衍していますし、これまでと違う見せ方で恐怖を演出する意欲は確かにある。確実に続篇を睨んだ作り方、なんですが……どうなんだろう。とりあえずimdbによれば、次はナンバリングされた5作目が予定されているんですが。

 そして夕方、TOHOシネマズ西新井にて鑑賞したのは、バック・トゥ・ザ・シアター第8作め、マット・デイモンベン・アフレックの脚本をガス・ヴァン・サント監督が映画化、高く評価された青春映画の名品グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』(松竹富士配給)

 若き俳優ふたりが初めて世に出した脚本にしてオスカーを獲得した伝説の作品ですが、これまで機会がなくて観てませんでした。その後のふたりの変遷を知っていると、受賞は少し評価しすぎだったんじゃ、という危惧を抱いていたんですが……これは獲って当然。すごい知性的で丹念な脚本。展開や結論は類型的なんですが、その細部がとても誠実で真摯、終盤の感動がとても自然に迫ってくる。ロビン・ウィリアムズステラン・スカルスガルドという名優もいいんですが、対比的に描かれているマット・デイモンベン・アフレックは演技でも秀逸。今年に入って鑑賞した、昨年以前に公開された作品のなかで、個人的にはいまのところ断トツに好きです。

 そして夜も更けて鑑賞したトリの1本は、SFアクションの名作を『バス174』などドキュメンタリー畑でキャリアを積んできたブラジルのジョゼ・パジーリャ監督がリメイクしたロボコップ(字幕)』(Sony Pictures Entertainment配給)。オリジナルについてあんまり記憶がないので、予習してから、とも思ったんですが、そうこうしているあいだに終わりそうな雰囲気になってきたので拾ってきました。これがあるので、日本橋は朝だけにしたの。

 これは良いSFアクション。心のないものが人間を裁けるのか、しかし人間が曇りのない心で犯罪と対峙できるのか? という問いかけが最初から最後まで繰り返されながら、安易な答を示さない。でも、エンタテインメントとしてのメリハリも終始保っていて、緊迫した雰囲気に惹きこまれます。サミュエル・L・ジャクソンゲイリー・オールドマンといった名優の存在も効いている。もーちょっとアクションが特徴的なら言うことはなかったんですが、これはかなり上出来のリメイクだと思います。

 なお、私は明日も映画館に足を運ぶ……つもりですが、選んだものがちょっと朝が早すぎるので、気分次第では諦めるかも。なにせ月曜日からこっち、既に8本観てますから、いかな映画好きでもちょっと疲れてきております。