強行軍の前哨戦。

 いつもこちらをご覧になっている方は「きっとアレを観に行くつもりだな」と察しているかも知れませんが、それはあとの話。本当は昨日、夕方から1本観てくるつもりだったのに、色々あって頓挫してしまっており、そのままにしておくのがどうしても我慢出来なかったのです。

 というわけで朝から自転車にてお出かけ。いい気分で走っていたら――突如として頭に激痛が走りました。脇を通った車の荷物か何かがぶつかったのか、と一瞬思いましたが、顔を上げて視線を巡らせると、遠ざかっていくカラスの鳴き声が聴こえる。……何かの誤解で、低空飛行したカラスに蹴飛ばされたようです。あの遠ざかる鳴き声は、謝っていたのだと解釈しておこう。再度の襲撃はなかったし。

 私としては初めての経験に若干凹みつつも、とにかく有楽町はTOHOシネマズ日劇へ赴く。鑑賞したのはピクサー最新作、お姫様という重圧に耐えかねた少女が経験する冒険を描いたメリダとおそろしの森(3D・字幕)』(Walt Disney Studios Japan配給)。最近、ディズニーのアニメについてはあまり抵抗なく吹替でも鑑賞しているのですが、これは字幕版にて鑑賞。

 当初はピクサー作品としてはダーク、という触れ込みゆえにちょっと期待していたものの、公開が近づくにつれてオーソドックスな冒険や家族愛にクローズアップするような宣伝が増えたため、若干危惧を抱きつつ劇場に足を運んだのですが……杞憂でした。ケルトの世界観をベースに、ジブリの影響を匂わせつつも、とても筋の通ったファンタジーを構築している。既視感のあるモチーフを多用していますが、考え抜いた上なので、ちゃんと地に足が着いている印象です。期待値が下がっていたせいもあるのでしょうが、思いのほか面白かった。

 昼食は家に用意してあるので、行きと同じ道を、カラスとの再遭遇にちょっと警戒しつつ急ぐ。食事を摂ったあとは仮眠し、いつもより早めに夕食を摂ってふたたびお出かけ――で、この続きは28日付にて記します。