ラスト2回……のはずでした。[大成龍祭2011(22)]

 毎週日曜日、毎回ではありませんでしたが可能な限り参加していた大成龍祭2011も、残すところあと2回。もうここまで来たら最後まで付き合います。

 昨日も触れたとおり、封切り作品がやたらと多く、チェックし切れていないので、本日もハシゴです。けっこう混雑してましたが、金曜日に東京国際映画祭で来場した際にチケットは押さえてあったので、余裕をもってTOHOシネマズ六本木ヒルズへ。

 まずついでに鑑賞した作品のほうです。『月に囚われた男』で鮮烈なデビューを飾ったダンカン・ジョーンズ監督の第2作、実際に起きた列車爆破事件をシミュレートし、新たな事件を起こす前に犯人を捜そうとする、独創的なシチュエーションを描いたSFサスペンスミッション:8ミニッツ』(Walt Disney Studios Japan配給)

『月に〜』以上にひねったシチュエーションを見事に駆使し、優秀なサスペンスになっています。犯人捜し、そして結末のオチ、という部分では決して多くの観客を満足はさせられないでしょうが、しかしこのシチュエーションだからこそ出来る緊迫感、ドラマを突き詰めていて快い。どうもラストシーンは脚本段階からあったものではなく監督の後付けのようなのですが、それでも本篇の描写を併せて考えると、色々と解釈が出来て面白い。騙されるかどうかはともかく、映画好きを唸らせる作品だと思います。

 大成龍祭2011は同じスクリーンで上映されるので、そのまま座席を移ればOK……というわけには当然いかないので、一度出て開場まで待機。折しも東京国際映画祭のクロージング上映が終了するところで、人が溢れてきたら何処で待っていればいいんだろう、と悩んでいたら、そこを配慮して、通常よりかなり早めに開場してくれました。

 残すところあと2回となる大成龍祭2011、本日の上映作品は、人気シリーズの第3作にして、ファンにとっては初めて自分の声で喋るジャッキーにお目にかかれる1本でもある『ポリス・ストーリー3』(東宝東和配給)

 詳しいことはまた後日記しますが、久々にジャッキーがメガフォンを手放した作品であり、そこに新しいステップを予感させています。アクションの組み立て、見せ方はジャッキー作品のスタイルを踏襲しながら、従来以上に整頓されたストーリー、ミシェル・ヨーの見せ場に対する尺の割き方にしても、同じようでいて違った息吹を感じられる。ジャッキーが自ら喋っていることを抜きにしても、これは重要な1本だと思います。

 上映終了後は、先日ジャッキー・チェンが『1911』のプロモーションで来日した際、スクール・オブ・ジャッキーのお二方が記者会見にて質問した際の様子を、その前後も含めて編集したものを上映。新作への想いや、震災後初めて訪れた日本に対する印象、そしてもしかしたら彼にとって最後のアクション大作になるかも知れない『十二生肖』についてなど、色々興味深いところを拾っていたのですが、やっぱりいちばん面白かったのはスクール・オブ・ジャッキーに対する返答。『プロジェクトA』の海上警察の衣裳を制服代わりにしているおふたりに、「『プロジェクトA3』のいい脚本を書いてくれたら、東北でロケをするよ」と言っていたのです――まあ、リップサービスなんでしょうけれど、企画があれば本当に東北で撮ってくれそうな気がします、あの方なら。

 なお、本当はこれを観終わったら残り1本のはずでしたが、以前に仄めかしていた、『1911』『新少林寺/SHAOLIN』の一挙上映に、『プロジェクトA』ブルーレイ版を加え、更にイベントやプレゼント盛り沢山のオールナイト・イベント“東京国際ジャッキー映画祭”が催されることになったそうです。もともと『1911』は無論、『新少林寺/SHAOLIN』ももう1回観るつもりでしたし、折角のオールナイトということもあって、六本木最大のスクリーン7で上映されるので、私も参加します――っていうか、実は今日発表される前、チケットが発売された金曜深夜の時点で、たまたまTOHOシネマズのスケジュールを調べており、すぐさまチケットを確保していたりする。