今年3度目の3Dハシゴ。

 土曜日は通常封切り作品の鑑賞に充てるのですが、今日は変更して、少し時間が経ったものをフォローすることにしました。何せこのところ多忙に加えて、午前十時だジャッキーだ、今週は更に東京国際映画祭なんてのまであって、封切り作品を押さえきれなくなっており、観たいものがどーしよーもないくらい溜まっていたのです。少し気持ちに余裕を持つためにも、1週間ぐらいで可能なだけ鑑賞するつもりで予定を組み、とりあえず今日は夕方から2本立てにすることに。

 訪れたのは、ひと月半ぶりくらいのTOHOシネマズ西新井。基本的に、いちばん落ち着いて鑑賞出来るのはここなんですが、イベント絡みが六本木に集中している都合上、今年はどうも足が遠のきがちです。

 まず1本目は、最初のヒーローとも呼ばれる伝説のキャラクターを実写映画化、来年公開するマーヴェル・ヒーロー集結作への布石ともなる作品であるキャプテン・アメリカ ザ・ファースト・アベンジャー(3D・字幕)』(Paramount Japan配給)

 既にアメコミ原作のアクションは、いいノウハウが蓄積されているので、安定感のある面白さでした。戦時中にどうしてヒーローが誕生したのか、という過程がちょっとユニークに描かれているのもさることながら、この手の作品をずっと追っている者には、トニー・スタークの父親の登場や、来年の『アベンジャーズ』への伏線がちらほらしているのが愉しい。出来ればもう少しアクションにコクがあれば良かったのですが。

 少し時間をおいて、同じスクリーンにて鑑賞した2本目は、史上初の3D方式による時代劇、“狂言切腹”をめぐる悲劇を通して武士の矜持を問う一命(3D)』(松竹配給)

 内容的に、3Dで撮る必然性はありません。ただ、3Dで観たことがない、という年齢層を取り込むことと、方法を定着させるうえでは必要。それは解っていたので、あとはストーリーなんですが、こちらはこちらで圧巻でした。“狂言切腹”という聞き慣れない題材を軸に展開するドラマに圧倒されます。正直、海老蔵演じる半四郎が語る過去のパートはいささか長すぎる気がしたのですが、これでもかとばかりの悲惨な成り行きは三池監督らしい壮絶さを湛えてますし、その描写が生み出すクライマックスの余韻は秀逸。

 ただひとつ、この主題からするときちんと見せていなければいけないところが不明瞭だったために、ラストシーンの印象が曖昧になっているのが気になったんですが、これはもしかしたら、劇場のスクリーンの明るさが足りなかったのかも。先の『キャプテン・アメリカ』でも文字が読み取れないくらい暗い部分があった(にもかかわらず、その部分を説明する字幕はあった)ので、その可能性はある。だとしたらちょっと残念。

 ……ともあれ、とりあえず懸案だった3Dものをまとめて鑑賞して、ちょっと肩の荷が下りました。しかしまだ観たいものはあるぞー、週明けにもまた1本増えるぞー多すぎるぞどうしてだ?!