第24回東京国際映画祭コンペティション参加作品『夢遊 スリープウォーカー』監督&キャストによるQ&Aつき上映

 きのう、更新を手早く済ませ、作業をなるべく進めたうえで、夜になってからこれのために出かけてきました。

 作品は、『the EYE』のオキサイド・パン監督&アンジェリカ・リー主演のコンビによる最新作にあたります。パン監督初の3D映画、まだ日本での上映は決まっておらず、更にはこれがワールド・プレミアである、と知っては、10年も前からパン監督作品を観ていた者としては押さえないわけにはいきません。会場の手際が悪く、混雑で入場がしづらいわ、入ってみたらこの状況でもう照明を落として座席が探しづらいわ、で不愉快なこともありましたが、本篇は最近のパン監督作品ではいちばん満足度の高い仕上がりだったので結果オーライ。詳しい感想はこのあとで。

 上映後、オキサイド・パン監督、主演のアンジェリカ・リー、共演のフオ・スーイエン、チャーリー・ヤン、リー・ゾンハンの5人のかたが登壇してのQ&Aが催されました。印象に残ったのは、「どうして3Dで撮影したのか」という質問にパン監督が「きっと2、3年後にはそういう質問はなさらないと思います。最新の技術で観客に映画を届けるのが私たちの役割なので」と返したことと――話の流れで、オキサイド・パン監督とアンジェリカ・リーが夫婦だったと知ったことでした。

 基本、俳優やスタッフのプライヴェートには関心がないし、香港映画についてはあんまり情報を仕入れていない*1ので、そんなことまったく知らなんだ! 作中、アンジェリカ・リー演じるヒロインが、玩具をゴミ箱に捨てるシーンがあるのですが、「あれはどんな象徴なのか」という問いに、私生活では玩具のコレクションをしているという監督が「妻はきっと愉しかったでしょうが、私はあの場面を観ると胸が痛くなります」と答えたのが、色んな意味で印象的でした。

 あと、リー・ゾンハンの話も面白かったのですが、ネタをばらさないと触れられない性質の面白さなので、泣く泣く割愛。本篇は未だ日本での公開は決まっていませんが、前述の通り、ここ最近のパン監督作品のなかではいちばんの出来だと思うので、無事に一般公開されることを願いたい。

 上映開始は21時10分、イベントまで終了したのが23時30分頃ですから、当然のように、帰宅中に日付を跨ぎました。日曜日の深夜、誰もいない幹線道路を自転車で走るのは、気持ちいいけど若干気持ち悪かった……。



 なお、今年の東京国際映画祭は、既に押さえてあるチケットがもう1枚あるので、最低でもあと1回は観に行く予定。ギリギリで指定席引換券を頂戴できたので、うまく確保出来たらそれ以外に1本か2本観たいなー、とは思っているのですが……うまく行くかどうか。

*1:ジャッキーやジェット・リー、あとジョニー・トー監督関連だけは例外。