フリーパス最終日につき、狂気の3本立て……のはずだったんだが。[大成龍祭2011(15)]

 先月、某イベントの当日券に挑んだついでに発行したTOHOシネマズのフリーパスも、今日で期限切れです。昨日までに無料*1観た本数は10本、ちょっと少なめかな? という想いを禁じ得ず、また観たかった作品も幾つか残っている。

 そこで今日は、若干無理をしてでも3本立てに出来ないか、スケジュールをチェックしてみました。今日の大成龍祭はどー考えても外せないので、18時15分から19時45分に六本木にいることを大前提として、その前後で1本ずつ、まだ観ていなかったものを鑑賞出来ないか、とタイムテーブルを調べてみた結果――ひとつだけ、いい組み合わせがあった。

 日曜日ゆえやや遅めに起床し、朝食を摂ったあと、少し置いて早々と昼寝し、そのあとで昼食を摂って出かける、といういつも以上に変則的な動きをしたあと、自転車にて向かったのは有楽町。日曜日なので、ギリギリだと席を押さえられない可能性を考慮し、まずは大成龍祭のあとで観るつもりの作品のチケットを確保して、それから1本目の上映館であるTOHOシネマズシャンテへ。

 本日1本目は、今年のアカデミー賞およびゴールデン・グローブ賞外国語映画賞部門で栄誉に輝いたデンマークの映画未来を生きる君たちへ』(LONGRIDE配給)

 微妙な印象の邦題にちょっと首を傾げてましたが、中身のほうはさすがに圧巻。縺れた人間関係の中で、赦しと報復、その危ういバランスを巧みに切り取り、複雑な余韻を齎すドラマになっています。あちらこちらに残る禍根が不穏なものを残し、観終わったあと考えさせずにおかない。なるほどいい映画でした。

 観終わったあと、どうやら劇場にいるあいだに降った雨のために濡れた道にやや往生しつつ六本木へ。今週の大成龍祭2011上映作品は、ジャッキー・チェン初期の集大成的傑作『ポリス・ストーリー/香港国際警察』(東宝東和配給)

 映画自体はさすがに凄かった。最盛期の驚異的なキレを誇る格闘シーンに、破天荒すぎて息を呑むアクションの数々、そればかりかコメディ部分もこれまで以上の完成度を誇っていて、好き嫌いはあれど、初期に彼が築きあげてきたものの頂点に位置していることは間違いのない大傑作だと思う。

 ……が、3本立てを企てていた私にとっては、上映前のイベントがひたすらに悩ましかった。いつものスクール・オブ・ジャッキーのお二方に加え、普通に観に来ていたピン芸人与座よしあき氏に弾丸ジャッキーの武田テキサス氏、更に『ポリス・ストーリー』冒頭でのジャッキーと同じ扮装をしたそっくりさんまで登壇してのトークは、まとまりがないながらもほんとーにジャッキーを愛しているのが伝わって愉しかった――のですが、さすがに45分も費やされると、あとに予定を立てていた者には辛い。以前からTOHOシネマズのこの手のイベントは、スケジュール表に所用時間を表記しない傾向があって、私も長年通っていますからそのへんは察して表に記されていたよりも15分ほど余分に見つくろい、そのうえで3本立ての予定を組んでいたのですが、さすがに45分も使われると、もう移動時間が残らない。武田氏の度を超した天然ボケにも、笑うよりはだんだんイライラしてきてしまいました。登壇した皆さんは誰も悪くないというのに。

 トークイベント、及びポスタープレゼントの抽選会を済ませたあとに上映が始まり、終わったのは予定表に記されていたより実に1時間近くあとのことでした。当然、観るつもりだった3本目はとうに始まっている。さすがにこれはあんまりだろー、と劇場の方に抗議した結果、さすがに事情を汲んでいただけて、観られなかったものについては後日鑑賞出来るよう手配してもらうことになりましたが、3本立てで観る覚悟を決めていただけに、気落ちした感は否めない。今後、こういうイベント上映については、トークなどの時間も含めてスケジュール表に記載してもらうようお願いして、まっすぐ家に帰りました。

*1:3D作品は差分を支払っているので、完全な無料ではなかったりしますが。