『BONES―骨は語る― Season2』第13話 沼に沈んだ青春

 沼に棲息するワニの腹から、人間の屍体が発見された。食われたのは、ネットを介してパーティなどに女性を派遣する会社でバイトしていた女子学生。しかし今回、いつもと違うのは、ブレナン博士の隣にブース捜査官がいないことで……

 ……何故か、というと、プロローグでご乱心めされてとんでもないところで発砲、カウンセリングが済むまで休職のお沙汰を受けたから。このシリーズを観ていていちばんたまげた場面だったかも知れません。

 事件を追う姿はいつも通りの『BONES』、なのですが、今回は屍体に隠された謎以上に、事件の展開そのものが独特で記憶に残ります。間違いなくブレナン博士たちでなければ解決できなかった事件であり、ちゃんと仕事をしたはずなのに、この達成感の乏しさは何なのでしょう。結末の爽快感は演出しつつも、苦い余韻をうまく織りこんでいます。

 しかしこの話、並行するブース捜査官の、カウンセリングとは思えないカウンセリングの成り行きがいちばん面白いかも知れません。わざわざカウンセラーの家を訪問するように命じられ、やらされているのはバーベキューのコンロ作り。しかしこの過程できっちり、ブース捜査官の抱える心の闇を暴いてしまった手管は素晴らしかった。本篇を差し置いてエピローグに使われているのも宜なるかな。相棒と代役がいい雰囲気になってしまったことを思うと、このくだりは今後に関わってくるのかも知れません。