梅雨の晴れ間に似合いの映画。

 今日も午後から映画鑑賞。しばらくのあいだは、なかなかバイクでお出かけするきっかけがないはずなので、可能なときに乗っておくのです。9日と同じく、半ば根城と化しているTOHOシネマズ西新井へ。

 拾ってきたのは、木村拓哉出演ということで話題となり、全世界に先駆けて公開している、アジアを舞台に国際色豊かなキャスト・スタッフが一堂に会して描く神秘的なサスペンスアイ・カム・ウィズ・ザ・レイン』(GAGA Communications・配給)

 別に木村拓哉目当てではなく、アジアを舞台にしたサイコ・サスペンスめいた雰囲気があったので観ることにしたのですが、雰囲気は抜群、但しサスペンスとしては解決もカタルシスもありません。いちおう主要登場人物の行動が最後には結びついて、象徴的な結末に辿り着くのですが、意味深に描かれながら放り出された要素が非常に多い。でも、その場その場で想像を巡らせたり、結末から遡行して解釈しなおす楽しみはある。スリルはあるし残酷ながら映像は美しいし、野郎たちの凛々しさも見応えがある。サスペンスとして正統派のものを期待すると残念な印象ですが、映画としてはなかなか豊潤な仕上がり。私はかなり好みです。ちょっと『セブン』を彷彿とさせるものがありますし。