過ちは繰り返される。

 午前十時の映画祭13は序盤が3部作の固め打ちで、しかもすべて1週限りの上映であるため、ちょっとのんびりしていると観逃しかねない。普段はプログラムが変わって最初の火曜日に観に行くのをローテーションにしていますが、この3部作に限っては、なるべく早いうちに出かけるつもりでいました……1本目こそ事情が重なって火曜日にしましたが、今回はこの土曜にお出かけ。
 行き先は、この映画祭における私の拠点、TOHOシネマズ日本橋。生憎の陽気なので、地下鉄を使い、劇場の入っている建物に直接赴く。これが出来るからこの劇場は大好き。私の行動範囲内では、ここまで完璧に駅と直結しているのは、こことあと2箇所くらいしかありません……意外とあるな。
 午前十時の映画祭13今コマの作品は、《ジュラシック》シリーズ第2作、恐竜繁殖のために利用されていた孤島で新たなる冒険が展開する『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』(UIP Japan初公開時配給)
 今回もスティーヴン・スピルバーグの優れたショック表現とスリルの演出が光るエンタテインメントでした。前作に寄せられた「恐竜が出てくるのが遅い」という意見を反映して、早々から驚きと衝撃を畳みかけてくる。前作は、ただのアトラクションとして計画されていたものが急速に牙を剥く怖さがありましたが、今回は前作で襲われた当事者もいるので怖さは解っている、その一方で好奇心や欲望から乗り込んでくる人間もいるので、その感覚の隔たりがもどかしさと更なる緊張を生むことに寄与してます。
 ただ惜しいのは、前作に比べると恐竜の種類や襲い方の変化に乏しくなっていること。肝心の恐竜による脅威の表現がどうも画一的になってしまってます。そのぶん、崖から転落しかかる状況を用意したり、人間の愚行で被害が拡大するシチュエーションも盛り込み、インパクトは増してるんですが、やや不満を抱く向きが出るのも致し方のないところ。
 とはいえ今回も約2時間、ジェットコースター気分が堪能出来る1本でした。来週は初期3部作の完結篇となる『ジュラシック・パークIII』ですが……なんか勢いに乗って、配信とか利用して新3部作も観てしまいそうな気がする。

 映画館を出たあとは、日本橋ふくしま館へ。この週末は老麺まるやが来ているので、他に選択肢はありません。平日のお昼時は行列が出来るイートインですが、土曜日だとわりあい空いている。しかも、雨模様だったせいもあってか、ふくしま館そのものの人出も少なめで、待ち時間はほぼゼロでした。ただ、こっちの体調が万全とは言えず、大盛りを食べきるのに手間取ってしまい、予想以上に長居することになってしまいました。最後まで満席にならなかったので、お邪魔にはなってなかった、とは思う。
 体温が上がるとか咳きこむとか、そういう明白な症状はないけれど、微妙に調子が悪いのは続いていたので、帰宅するといつもより長めに仮眠を取る。運動もなしにして、ゆっくり休みました。

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