自殺行為な特殊部隊ふたたび。

 本日は夕方から映画鑑賞へ。在宅透析はお休みです――基本、6日は連続で実施してるので、週1回くらい抜く方がいいのかも、という考え。
 問題は移動手段です。きょうは久々に夏らしい陽気、しかし大気は依然として不安定。きのうは夕方頃にゲリラ豪雨、というか、ほぼ“夕立”と呼んで差し支えない大雨が降り、朝の時点では、きのう同様の不安定な空模様と言っていた。
 ギリギリまで空模様を見据え、雨雲レーダーまで参照して、どうやら私が出ているあいだは降らない可能性が高い、と判断して、バイクにてお出かけすることに……何せ、このところの雨続きで、バイクを使う機会がなかったから、乗りたくて仕方なかったの。
 行き先は丸の内ピカデリー。但し、スクリーン1・2は改装中につき、ドルビーシネマだけ営業してます……もっとも最近はドルビーシネマ目当てで来ることがほとんどですが。
 少し早めに現地入りし、幸いに空いていたいつもの駐車場にバイクを駐めると、このところ日比谷・有楽町界隈で映画を観る際の定番になりつつある慶屋で早めの夕食をいただく。ここで食事をするとき、私はわりと一般的な食事時を外したタイミングにあたりがちなので、基本客は私ひとり、いてももうひとりくらいなのですが、きょうは食べているあいだにふたり来店。そしてみんなカレーうどんでした……テイクアウトのひとは冷やしを注文してましたが、それにしてもいかにここのカレーうどんが評判なのかよく解る。
 食後、映画館に赴き鑑賞した本日の作品は、《DCエクステンデッド・ユニヴァース》の最新作、刑務所入りの極悪人を、“自殺行為”も同然のミッションに送りこむ残酷なプロジェクトを、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のジェームズ・ガン監督の手で蘇らせたザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結(字幕・Dolby Cinema)』(Warner Bros.配給)
 ……べらぼうに面白かった。
 時感があったのでパンフレットのキャラクター解説とか、ネタばらしになってなさそうな箇所をつまみ読みしたうえで鑑賞したのですが、まあひとがやたらと死ぬ死ぬ。ある意味、まったく差別がなくて清々しい。突飛なキャラクターたちを巧みに動かし、ひたすらに想定しないストーリーへと観客を導いていく。クライマックスこそ一種お約束とも言えますが、蓄積が絶妙なのでカタルシスがスゴい。
 そして今回もハーレイ・クインはイカしてます。序盤危機に陥りながらも思わぬかたちで生き延び、そこから事態を誰よりも激しく動かしていく。その過程で見せる尋常でない強さがたまりません。彼女の脳内を象徴するかのように、血飛沫を花びらで表現したシークエンスなんか、格好良くかつ愛らしくて見ててシビれる。
 このあいだ鑑賞した『マイティ・ソー バトルロイヤル』と同様、キャラクターを活かしながら、きちんとテーマやストーリーも語る、鮮やかな娯楽映画。過去のツイートでマーヴェル映画から降板を言い渡された際、その才能を惜しむ声の多さに再登板が決まったのは有名な話ですが、そりゃあ確かに惜しいわ。現時点ではマーヴェルの『Guardians of the Galaxy : Vol.3』が次回作となってますが、本人的にはDCのほうが相性がいいと感じている、みたいな話を聞きます。しかしいずれにしても、これだけの規模で中毒性の高い作品を生み出す才能なら、今後もなにかと楽しませてくれるはず。

 未だ緊急事態宣言発令中につき、映画が終わった頃には周囲の店はほとんど営業してないので、大人しく家路に就く……だから、早すぎるのを承知で、映画鑑賞前に食べてきたわけです。

コメント

  1. […] 原題:“The Suicide Squad” / 監督&脚本:ジェームズ・ガン / 製作:チャールズ・ローヴェン、ピーター・サフラン / 製作総指揮:ザック・スナイダー、デボラ・スナイダー、ウォルター・ハマダ、シャンタル・ノン・ヴォ、ニコラス・コルダ、リチャード・ブラハム /  […]

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