1年越しの、夢の対決。

 作業が佳境に入っております――が、これをあまり先送りにしたくなかった。前夜のうちにもう一歩着実に進めておいて、気持ちに言い訳をした上でお出かけ。
 行き先は新宿。今回も出来ればバイクで来たかったんですが、天気予報はずっと微妙。すっぱりと割り切り、電車を利用しました。
 訪れたのはTOHOシネマズ新宿。鑑賞したのは、コロナ禍によって1年以上の延期を経てついに公開した“モンスターバース”第4作、伝説の時代からの宿敵が現代に対峙するゴジラvsコング(字幕・3D・IMAX with Laser)』(東宝配給)。MX4Dは、個人的には集中を妨げられるので、この組み合わせがベスト……Dolby Cinemaだったら更に良かったんですが、都内で唯一所有する丸の内ピカデリーは上映そのものがない……Warnerなら松竹系だけど、本篇は東宝配給なので、そりゃTOHOシネマズが優先されるよね。
 とにかく期待値爆上がり状態で鑑賞してしまったので逆に不安もあったのですが、いい意味でほぼ期待通り。聞いていたよりは中盤、人間の右往左往が多かったのは気になりましたが、肝心の“対決”は美味しいシーンてんこ盛り。着ぐるみでは困難だった海中戦、舞台を変えつつもきっちり再現してみせるお馴染みのシーン、そしてやっぱりそう来たか! と言わざるを得ないラストの見せ場。中だるみもあるけれど、終盤の爽快感がぶっ飛ばしてくれます。
 科学考証や人物配置がだいぶ粗いんですが、「これはこういうもんなんだよ!」と開き直り、見せ場を組み立てることに奉仕させた潔さも好感触。2014年の『GODZILLA ゴジラ』以降辿っている、あの頃の怪獣好きが欲しかったハリウッド的怪獣映画を、今回もきっちり実践してくれてます。

 内容はよかったけれど、ひとつ、ふんまり気分が良くなかったのは、3Dメガネのこと。IMAXは導入以降頻繁に利用しているので、対応の3Dメガネも所持している。今回も当然、持ち寄るつもりで“メガネなし”のチケットを購入したのですが、実は現在、新宿では従来のIMAX用3Dメガネは使えない。ここは一昨年、投影をレーザー方式に切り替えており、メガネもそれに対応したものでないと駄目なんだそうな。
 ……TOHOシネマズのホームページをざっと眺めたところではそんなこと書いてない。チケット購入時も、3Dメガネの有無は問われるけれど、従来のものは使えない、といった案内はなかった。
 だいたい、この仕様から推測すると、未だレーザー方式に対応していない日比谷のIMAXと対応済みの新宿のIMAXでは、使える3Dメガネが違う、ということになる。だったらなおさらに、解るように説明を載せる必要があるのではなかろうか。
 まあ現実として、最近は3D対応の映画自体が減っているので、いちいちメガネを保管しておいて、100円ぽっちの割引に利用する奴のほうが少数派なのかも知れません。でも、それにしても不親切だと思う。

 映画館を出ると、ちょうどお昼時。きょうはどこに立ち寄るか、特に決めていません。すぐ裏手のお店にするか、1回きりでご無沙汰の店に立ち寄るか、などと考えていたのですが、最終的に、映画館と同じ新宿東宝ビルの1階に赴いた。
 ここにはオープン当初から、讃岐うどんのお店が入っていたのですが、昨年閉店してしまったらしい。それ以来、テナントが空いていたのですが、いつの間にかラーメン店が入っていた。
 どこかの人気店のようですが、私は情報を持ってない。メニューを見た感じ、私の好みか、ちょっと微妙にも思える。少し悩んだものの、せっかくなので挑んでみました。レポートは、例によってストックにしておくので、そのうちアップします。

コメント

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