この頃のジェット・リーがいちばん好き。

 今日も映画館に行く代わりに自宅で鑑賞しました。こういう有様なので、NETFLIXでオリジナル作品を中心にあれこれマイリストに突っ込んでチェックしてあるのですが、今日鑑賞したのは、昨日まで考えてなかったものでした。
 選んだのは2001年の作品、罠にかけられた捜査官が自らの無実を証明するためにパリを走る『キス・オブ・ザ・ドラゴン』(K2初公開時配給)。初見ではありません、が、いつ観たのかは定かではない。なんとなく、年末年始の深夜にテレビで放送したものだったような記憶はありますが。

 ジェットの最高傑作が『ワンチャイ』シリーズなのは否定しませんが、映画俳優として最も充実していたのはこの20世紀末から冒頭の数年間だったと思うのです。特にこの作品は、リュック・ベッソンのテイストとジェットのクールさが巧く調和していて、格好良くかつテンポもいい。悪役があまりにもなりふり構わないのが非現実的なんですが、それを凌駕する強さに説得力があるのがポイント。ひたすらに肉体だけで語るクライマックスこそ、ジェット・リーの本懐なのではなかろうか。
 近年は病気の都合でアクションが出来ず、ほとんど映画にも出演してませんが、実は実写版『ムーラン』で皇帝を演じているらしい。それゆえに楽しみにしてたのですが……まあ、そちらは気長に待とう。作品は完成してるみたいた。

コメント

  1. […] 原題:“Kiss of the Dragon” / 原案:ジェット・リー / 監督:クリス・ナオン  […]

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