何度でも逃げる。

 プログラム切替直後の火曜日は午前十時の映画祭10を観に行く日……という入りも今回含めて残すところあと4回。実のところ、『ダンス・ウィズ・ウルブズ』のあとはぜんぶ感想をアップしてある作品ばかりなので、体調不良や生理現象でリタイヤすることになってもあまり悔いはない。最悪チケットだけ確保してくればいいや、という気分。
 夕方以降に天気が崩れる、という予報ですが、日中は保ちそうなので、久しぶりに自転車にて移動。風邪の症状が治まってきてから縄跳びも再開していて、体力は恢復してきているのを実感――但し、自転車を漕ぐこと自体はご無沙汰だったせいか、頑張ってペダルを回してたら、あとで左脚の付け根にダメージが来ました。でも、やはりダラダラしているよりは動いている方が爽快です。
 いつものTOHOシネマズ日本橋にて鑑賞した今コマの作品は、ジョン・スタージェス監督、スティーヴ・マックィーンほか出演、実際に行われた捕虜収容所からの脱出計画を描いた大脱走』(ユナイテッド・アーティスツ初公開時配給。都合3回目の鑑賞です。
 この映画祭でかかるのは何回観ても面白い、という作品ばかりですが、本篇なんかは特に面白い。目的は脱出、手段はトンネルを掘る、ただそれだけの映画とも言えますが、そこに広がりと説得力を加えるための工夫が多彩。個性豊かな囚人たち、それぞれが見せるドイツ軍との駆け引き。集団での逃走を企てるグループを尊重しつつも単独での脱出を試みたスティーヴ・マックィーンが、ある出来事をきっかけに頼もしい味方になるくだりなど、さらっと流しているようでいて熱い場面も多い。ドイツ軍側をステレオタイプに描いていない点も含めて、これは本当に長く残る類の傑作なのでしょう。
 鑑賞後、昼食をどうするか悩みつつ自転車で徘徊。途中、きのうのテレビ番組で観た美味しいお店を探そうとしましたが、地図を漠然としか記憶していなかったため到達出来ず――そもそも、きのう紹介されたばかりの店が混んでないわけがないので、場所だけ確かめるつもりではありましたが。そのまんま御徒町のほうまで赴き、ラーメン横丁で未だ訪ねたことのなかったお店に入って、食事を済ませました。

 ――ということで、午前十時の映画祭10、というよりこの映画祭自体が残すところあと3本となりました。しかしラストは1週ずつの上映なので、油断するとコンプリートを逃しかねない――それゆえに、出先でトイレに入っては丁寧に手を洗い、家でもちゃんとうがい手洗いをするのでありました。

コメント

  1. […]  25日、午前十時の映画祭10を観てきたあと、立ち寄ったのは御徒町駅近くにあるラーメン横丁に軒を構える中華そば中野青葉の御徒町店でした。 […]

タイトルとURLをコピーしました