まさに前夜祭。

 きのう、例によって早々と更新を済ませ、自宅にて夕食を済ませたあとで、2ヶ月にいちどの徹夜イベントのために新宿まで出かけておりました。

 ちょっと早めに出かけたのは、例によって、ついでに映画を1本消化するためです。劇場が本日のメインイベント会場の真ん前にあるので、そういう意味ではほんとーに便利。

 というわけでTOHOシネマズ新宿にて鑑賞したのは、1984年に発表されて世界的な大ヒットを飛ばしたオカルト・コメディを、『ブライズメイズ』のポール・フェイグ監督のもと、現代を舞台にリブートしたゴーストバスターズ(字幕・3D)』(Sony Pictures Entertainment配給)。オリジナルのブームは知ってますけど、ちゃんと観た覚えはない……っていつものことですが、予習しようかとも思いましたが、時間的余裕はありませんでしたし、可能な限りフラットな状態で評価してみてもいいかな、と考えて、公開前の前夜祭にて鑑賞したわけです。……テーマが“ゴースト”だし。

 とにかく観ていて楽しいコメディでした。旧作のファンには抵抗もあったらしい女性中心のメンバー構成も、物語の中でうまく着地させてますし、みな美貌で売っているわけでも完璧さを強調するでもない、若干マニアックな才能がある程度の普通の女性たちが奮闘する様が痛快です。旧作にも通じる(相当なブームだったので多少は知ってるのですよ私も)モチーフやアイテムに結びつける工夫も物語から浮いてませんし、そこにしっかりとオリジナルに対する敬意も感じられる。下品な趣向を取り込みつつも、伏線を活かしたユーモアの組み立てもいい。個人的に、クライマックス前にもうひとやま設けたほうが説得力も盛り上がりも増したのではないかなー、と感じましたが、そうするとこの手頃な尺が崩れてしまうので、微妙なところでしょうか。しかし、映画館で楽しむに相応しい大作感も表現しつつ、きちんと考えて組み立てられた、優秀なコメディ映画だと思います。旧作ほどのブームは巻き起こせないにしても、私は続篇を作って欲しい。

 鑑賞後はすぐ劇場をあとにして、今回のメインイベントへ……そのせいで、大事な用件を忘れていたのに気づいたのは、日付が変わって今日、帰宅して一眠りして、落ち着いたあとのことでした。

 シネマイレージポイントがたっぷりと貯まっていたので、そろそろいいかしら、と思い、フリーパスを発行して鑑賞したのですが、うっかりフリーパスの期日を記したカードを引き取るのを忘れてしまったのでした……あああ、もう1回新宿に行かないと。次は日本橋で観るつもりだったのにっ。

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