『地獄少女』第四話 聞こえぬ叫び声

 唯一残された家族である愛犬を、無責任な治療によってみすみす死なされてしまったと知った少女が、地獄少女に怨みを託す。

 今回はちょっとだけ感心しました。今まででいちばん動機と復讐手段の調和が取れてます。こういう悪さを働いていた男なら、ああした復讐が相応しい。ただ、もうかなりの数のえぐい話を観てきた身にはそれでもまだ生温い気はしましたが(そのうえついさっき映画館で観てきたのがアレだし)。俺ならとりあえず四ヶ所は斬ってからにするよ、うん。しかし、閻魔あい以外の復讐請負人たちに初めて存在意義があり、復讐前の成り行きにも語りすぎないエピローグにも初めて納得のいった、今のところこのシリーズではいちばん上質の出来だと思います。まあ、本当はこのレベルを毎回維持してくれなきゃ困るんですが。これが最低ラインでしょ。

 というわけで仏の顔はまた一回ぶん余った模様なので、あと二話は観る、ともういちど約束しておきます。

 しかし、その回の主役格が“地獄通信”というサイトの存在を知るくだりが毎回おんなじという点はどうにかならんもんでしょうか。毎回毎回似たような成り行きで似たようにわざとらしい。頼むから少しは考えろー。

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