雪辱の舞台挨拶鑑賞。

 舞台挨拶を観られなかった程度で“雪”げなかった“辱”めいうのもアレではあるが、実際そういう気分なんだからしょーがない。先週、『逆境ナイン』初日舞台挨拶を見損ねた悔しさのあまり、本日は普通なら本命にするべきアレを後回しにして別作品を鑑賞。

 とりあえず何を観たかとその簡単な感想を先にしておきます。作品は、『ファイナルファンタジー [劇場版]』にも携わった秋山貴彦氏二十年来の腹案を映像化した、SF風味のボーイ・ミーツ・ガールHINOKIO』(松竹・配給)。台詞回しの無神経さや細かな出来事の説明不足など、シナリオの練り込みには大いに難ありなのですが、それでも個人的にはけっこう高く買います、この作品。子供達の演技が変にこなれすぎずしかし自然で表情が印象深く、何よりさすがに技術力は素晴らしくヒノキオを中心とするCGは見事な完成度。画面作りが繊細なので、どうせ観るならスクリーンで観てあげてほしいと思います、問題は多々あるのを承知のうえで。詳しい感想は後日、このへんに。今回、諸事情からこれをアップした時点ではまだリンク先に下書きすら用意してませんが気にしないでください。

 そして上映後は舞台挨拶。どうも作中で実際に使われたものらしい、微妙に首だけが動くヒノキオのギミックを囲む格好で監督と主要キャスト八名が登壇。人数が多いせいもあって、全員によるやり取りというのはなくひとりずつ簡単な挨拶のみ、という格好でしたが、かなり距離があったとは言え堀北真希が直接観られただけでとりあえず満足。作中ではほとんど男の子も同然の外見と言動をする女の子を演じた多部未華子ですが、実物は可愛い女の子でした。当たり前か。挨拶としては冒頭の、「隣のルーカスのほうでなくてこちらに来ていただいて……」という監督の台詞が可笑しかった。ちなみに頭上の劇場にはこのあと若きダース・ベイダーも来ていたはずだったり。ま、知っててもわたしはこっちに来たとは思うが――先日のモーガン・フリーマンヒラリー・スワンクはもう意地でも観たかったが、正直ヘイデン・クリステンセンはそんなに間近に観たいとは思いませんですし。

 このあとまたお出かけ、翌朝まで戻らない予定です。

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